Textwellから複数のアプリを順番に連続起動するアクション Schema

スキーマ:認知や行動の際の一定の様式。


iPhoneを取り出したら


まずTodoistで今日の予定を確認。今日中には無理そうだと判断すれば後日に延期し、当面やるべき仕事を頭にインプットします。
次にFeedlyを起動。ネット上のニュースを読み流し、気になる記事をPocketに送っていく。
さらにFlipboardも開き、これまたPocketにブックマーク。
そしてPocketを立ち上げ、さきほど送った記事を丁寧に読んでいきます。
そんなふうに一日が始まる。

ルーチンワークになっているアプリは、フォルダに集めてグループ化しています。そのフォルダを開き、アプリを順に立ち上げていく。でもこの方法だと、作業が終わるたびホームボタンでホーム画面に戻らないといけません。手作業の部分が多く、少し煩雑に思えます。連続作業はバッチで処理したい。iOSでは無理なことでしょうか。


連続起動アクション

Textwell 1.4.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

以前、iWorkspaceというランチャーがありました。アプリを決まった順に起動する機能を持っていた。通知センターを活用していたので、残念ながら現在は動きません。でも、iOS9には「戻るボタン」がある。これを使えばTextwellでも似たことができそう。そう思って組んでみました。URLスキームを利用するので、Schemaという名前にしました。

Import Textwell ActionSchema


使い方

アクションを起動すると、あらかじめ設定した順にアプリを呼び出します。アプリの左上に「Textwellに戻る」のボタンでTextwellに戻る。すると、次に起動するアプリが表示されます。良ければ「OK」を押してください。「キャンセル」だとスキップします。


カスタマイズの方法

ソースの初めにある配列 app でカスタマイズします。"アプリ名":"URLスキーム"の形式。項目数に制限はありません。ただし、同じアプリを二度以上起動する場合は、アプリ名を別のにしてください。数字を付ける等で構いません。同じアプリ名があると一度しか起動できない仕様になっています。URLスキームについては、Sevastianで検索してみてください。


サンプルの作業内容

Toggl Timer 7.0.24
分類: 仕事効率化,ビジネス
価格: 無料 (Toggl)

デフォルトは「Todoist → Feedly → Flipboard の順に起動する。起動の始まりと終わりでTogglTimerを立ち上げ、この作業の所要時間を記録する」という内容になっています。TogglTimerを挟むと作業時間を管理できます。どんなことにどれだけ時間を費やしているか測るツールです。下記URLスキームを使うとStart/Stopのトグルが出来ます。

com.toggl.timer://today/start


解説

Textwellにはwebkit.messageHandlers.urlScheme.postMessage() という隠し関数があります。この関数は、URLスキームを呼び出してもアクションが継続する性質を持っています。今回この関数の可能性が意外と広いことに気づきました。連続起動は、今すべきことに集中する工夫になります。朝昼晩と3種類のSchemaを組むと便利かも知れません。