Textwellで行単位/段落単位の編集をするReBlockに検索機能を付けました

「エディタ」の概念を変えたかも。


言葉の「森」を見る

Textwellの2つのアクション、ReLineとReBlockを合体しました
木も見て森も見る。段落単位の推敲に使っているReBlock。行単位のReLineとほとんど同じだから棲み分けしづらい。微妙に違うからなあ。段落をざっくり消したり、並べ替えたりするときもあるし、行単位で...

viエディタの行編集を今風に表現したらどうなるか、と夢見たアクション。HTMLプレビューのまま、行単位で削除や移動を行います。各行が短冊となって、それを切り貼りする。モブログのとき、全体構成を意識しながら、文章の再配置が出来ます。


新しいReBlock

Textwell 1.5
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

これに正規表現検索を付けてみました。もともとTextwellに正規表現は使えません。デフォルトでは用意されていない。sedgrepに慣れた身には、ヒットごとに表示する検索だともどかしく感じます。キーワードのある部分を一覧したい。この間Headlineアクションを作ったとき、その思いが湧いてきた。「ReBlockも絞り込み検索できたなら」と。

Import Textwell ActionReBlock


基本的な使い方

行番号付きでHTMLプレビューします(二本指でスワイプすると、HTMLプレビューを解除しコード表示します)。空行でアクションを起動すれば段落単位に、そうでなければ行単位に分割します。行番号をタップすると、その行を削除しスタックに保存します。削除された内容はタイトル欄に出るので、スタックに何が入っているかはそこで確認してください。


絞り込み検索

検索欄にキーワードを打ち込むと、そのキーワードを含む行を絞り込み表示します。英数字はリアルタイム検索しますが、日本語は変換後に改行を打ってください。検索には正規表現が使えます。たとえば「^$」とすると、何も書かれていない空行だけピックアップします。「abc|def」は「abc または def を含む行」という意味になります。


行単位のペースト

本文をタップすると、スタックにあるテキストを貼り込みます。従来と違い、タップした次の行にペーストする仕様にしました。見出しの下位項目として追加される。タップごとにスタックを吐き出す、FILO方式です。スタックが空の場合は、その行に移動してアクションを終了します。上下の余白は、テキストの先頭/末尾への移動になります。


短冊型データベース

もちろん行の削除とかせず、検索してタップするだけで、その部分を開く使い方も可能です。正規表現はとっつきにくいけれど、全部覚える必要はないし、ピンポイントで絞り込めるのが愉しい。Markdownなら、見出しは「^#」で一覧表示が出てきます。
箇条書きにメモを並べ、絞り込みながら発想を練っていく。この感覚。カード型発想法で使われるのと同じ部分が痒くなる。「時期尚早」と思えば後ろに回し、「説明不足」と思えば対照例を並べる。プレビューしながら項目を移動すれば、気付いたときにはブログの下書きが出来ています。なかなか宜しい。とくにiPhoneの狭い画面で効果バツグン。