TextwellとWorkFlowyを組み合わせテキストを掘り下げる WFever

ゲート、オープン!


WorkFlowy in Evernote

WorkFlowyはEvernote内で使うのがiPhoneに似合う WFever
WorkFlowyとEvernoteは連携することが多いし、もう一つにしてしまえばいいじゃない。そういう発想で考えてみました。試してみるとアプリ版やSafari経由とは違う使い心地で、トピックの転送が...

この間考えた、Evernoteの内蔵ブラウザでWorkFlowyを起動する方法。Evernoteブラウザだと読み込みが早い気がする。Safariより軽いんじゃないか。しかも簡単にクリップできる。アウトラインをテキストに変換しやすい。この連携、気に入ってます。
イデアをWorkFlowyで育てEvernoteで収穫する。モバイルの弱点はExportが無いことだったので、とりあえず出力は解決。


では、入力をどうするか

イデアを書き込むのに、待たされてはいけない。思いついたときに書き始めないと別の姿に変わります。トカゲが尻尾を切って逃げるように、アイデアは陳腐な言葉を身代わりに残していく。一瞬が勝負。そのトカゲを捕らえるにはどうすればいいか。
ベストは「紙」ですね。アナログです。広告の裏でも何でも手に届く紙に書く。キーワードを並べる。箇条書きする。矢印を描く(syntagma)。ベン図で囲む(paradigma)。etc...


Textwellの出番

Textwell 1.5.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

でも「紙」だと保管が大変だし、必要なとき検索できない。生かせない。それでデジタル化するわけ。ここでTextwellを使います。シンプルなアクションですが、別天地への鍵となります。「アイデア」という無形のものを、加工可能な「情報」に変換します。

text=T.text.replace(/\n/g,"\n\t");
T.copy(text);
url="evernote://x-callback-url/new-clipped-note?url=https://workflowy.com";
T(url);

Import Textwell ActionWFever


使い方

まずはじっくり、Textwellで文章を練ります。一行目がタイトルで、二行目以降がトピック。1つのアイデアを1つの行に書く。順番はあとで何とかなるから一人ブレインストーミング。思いつきを吐き出す。カーソルが自由に動くと心も動く。
アクションを実行するとEvernoteが起動しWorkFlowyを開きます。Textwellに書いた文章がクリップボードに入っているので、ペーストすればトピック化します。各行に分配される。行頭に空白を入っていると段差になります。階層構造も作りやすい。


あとはWorkFlowy次第

WorkFlowyアプリ版はスターの代わりに@starを使うのはどうだろう?
星の光より速いものはない。並行していくつも論考を抱えているとき、デスクトップ版ならスターを付けます。WorkFlowyのブックマークですよね。メニューバーの★をタップすれば、★を付けたトピックの一覧が...

類似項目を集めたり、並べ替えたり。テキストはコンテキストに応じ、別の意味を帯電し始める。多義化していきます。すると、次のアイデアが湧いてくる。補足を入れ項立てすると、そこが核となり種となる。アイデアの無意識が語り出す。耳を傾ける。
今まで作ってきたWorkFlowy用アクションとの違いは、書き出し先がEvernoteになること。Evernoteにはwri.peのテキストも転送されるし、Todoistのログもある。変なキーワードで検索しても何かがヒットするパーソナル・データバンクに、いつの間にかなっています。


掘り下げるツール

自分が何を考えているか、自分ではわからない。WorkFlowyはそれを教えてくれる。これは愉しい。自分の中に「深さ」がある。掘り進めないと、そこは見えない。昔の人は、こうした掘り下げを「紙」でやったのでしょう。カードで並べ替える発想法の本はたくさん出ている。でもそれには根気が要ります。面倒がりには向いていません。
WorkFlowyは、面倒がりにも「掘り下げ」の面白さを垣間見させてくれます。