WorkFlowyを使ってiPhoneでモブログを始めよう

WorkFlowyをモブログ執筆ツールの観点から考えてみました。iPhoneでのモブログは貧弱です。執筆環境として、不利な弱点をいくつか抱えている。でもWorkFlowyはその弱点をカバーしてくれます。たとえば次の三点が考えられます。


1. 時間の不利

パソコンで書くのは自宅でゆったりしているとき。早朝の食事までの間や、就寝前の静かな空間。書くための時間が確保できる。それに対し、モバイルは外出先になります。通勤電車の中や、吉野家での牛丼待ち。わずかなスキマに書き始めても、序盤で尽きて放置になる。長い文章をじっくり考察するには無理があります。

発想を変えねばなりません。WorkFlowyを「アイデアを細切れに書き入れていく場所」と見なす。アウトライナーと思うとズレてしまいます。これはアイデア保管庫であり、アウトライン機能はオマケ。論理的に構造化しようとすると敷居が高くなる。段差を付けずにベタ打ちで構いません。短い時間を利用しアイデアを放り込む場所と割り切るのが楽。


2. 入力の不利

文字入力も速くない。フリック入力が速い人もいますが、僕は苦手です。コードも書くので、配列はQWERTYにしています。狭い画面にぎっしりキーが並んで誤入力が増える。Fleksyで助かっているものの、パソコンより速くなることはありません。

文章が次から次と湧き出す人に入力の不利は致命的ですが、訥々と書き溜めるなら速さは第一ではない。それよりも、どこででも書けるほうが有難い。iPhoneを起動すれば文章が同期している。どのデバイスでも使える恩恵は計り知れません。打ち間違えは最後に直せばいい。採用しない可能性もあるのだから、アイデアのしっぽが残せれば不都合はありません。


3. ツールの不利

ツール類が揃っていない。ネット自体がパソコンと共に発展してきたので、ブログ・ツールもパソコンを前提としています。カエレバのように、スマホに対応していないページも多い。パソコン用のアプリは完成度が高く、単体で動画や画像の貼り付けが出来ます。

モブログの場合ある程度諦めたほうがいい。まずは出来ることを着実に押さえていく。Safariのアドレスバーは長押しするとコピーになるので、とりあえずリンクだけ貼っておき、後から整形するのも手です。モブログだから生身のURLアドレスのままで開き直ってもいい。HandyFlowyでエクスポートできるようになったので、細かなところはブログ投稿アプリに委ねましょう。全部を一つのアプリで完結させない。それがモブログの第一原則です。


まとめ

HandyFlowy 1.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

HandyFlowyの登場で確実となりました。「iPhoneで文章を書くのは楽しい」。スキマ時間を活用できる、デバイス間で同期する、アプリ間で連携する。モバイルには利点しかない。これがWorkFlowyになると加速する。パソコンの呪縛に縛られていないからです。

アウトライナーだと思うと構成に気遣って筆が進まなくなる。でも「箇条書きエディタ」と思えば、活用範囲はビッグバン的に広がります。Textwellに出力すればブログになる寸法。今回の記事はそうやって出来てます。なかなかテンポよく書き進みますよ。