初心から始めるScrivener for iOS(フォルダ化編)

Mergeすると、後で分割できなくなる。それが前回の問題でした。代案として、段落が書き終わったらフォルダ化する方法があります。バインダーで段落を選択し、一括移動のとき「Move into New Folder」を選ぶ。これで新しいフォルダに段落がまとめられます。


フォルダ名を書く

フォルダ上で長押しするとインスペクターが起動します。ラベルやステータスを付ける詳細情報の画面ですが、今回は単にタイトルを内容に合わせ書き換えます。そしてフォルダをスワイプし、「Move」で「投稿待ち」フォルダに移動。

スワイプし「Expand」を選ぶと、フォルダ内の書類も表示します。通常は「Collapse」で畳んだほうが良いでしょう。ここあたりは、そのときの状況で。


コンパイル

フォルダ内をまとめるにはコンパイルを使います。フォルダをスワイプし「More」から「Compile Contents」を選択。コンパイルは本来WordやPDFとして出力するものです。電子書籍での出版を想定しています(早くiPhone版にもEpubが追加されないかな)。

ただ、今回はモブログ投稿が目的。File Formatを「Plain Text」にし「Compile Current Group Only」をオンにしてください。Markdown関連はとりあえずオフで。右上の「Compile」をタップすると、フォルダ内の書類を連結し「記事」にします。


Textwellに転送

コンパイル結果の画面で、右上のアプリ・ボタンを押すと共有シートが出ます。これでTextwellに転送できます。仕上げをそちらで行えばミッション完了。


まとめ

Scrivener 1.0.1
分類: 仕事効率化,ブック
価格: \2,400 (Literature & Latte)

フォルダで管理して分割執筆。必要なときにコンパイルし外部アプリに転送。そんなスタイルが見えてきました。これならiPhoneの小さな画面でも全体イメージを掴みながら書き進めることができる。意外とScrivenerはモブログと相性がいいのかも知れない。

Mac版のScrivenerの記事を見ると「HTMLでコンパイル」とかあるんですね。記事が投稿しやすそう。あるいはSimplenoteと同期とか。そっちのほうがモバイル的に便利だよなあ。iPhone版も最終的にはこうした機能を装備してくれるんだろうか。