HandyFlowyからScrivenerにテキストを転送する機能拡張スクリプト

昨日のスクリプトの応用の機能。


イデア製造機WorkFlowy

HandyFlowy 1.4.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

WorkFlowyで発想をカタチに変えていく。それはそれで良いんですが、WorkFlowyで困るのが「いつまでも練り続けることができること」。終わりませんがな。面白いんですけど、締め切りのある原稿だとそれが弱点になる。とっととキリをつけて次に取り掛かりたい。

そんなときは、別のアプリに移すに限ります。物理的に変更しにくい状況を作る。それでいて、推敲はしやすい。となると、Textwellはダメです。Textwellだと、サガですかね。推敲ついでに、新しいアクションを作り始めたりするので本末転倒。

そこでScrivenerです。これ、一択。

MemoFlowy経由で登録→ http://tinyurl.com/hpuofua


使い方

単に書いたトピックをペーストボードに保存し、Scrivenerを起動するだけの機能拡張スクリプトです。手作業でもできるけど、そこは少しでもズボラしたい。実行すればScrivenerが起動するので、新しいドキュメントを作って、そこに手動で貼り付けてください。

トピックの段差は消えますが、第一階層の手前に空行を入れるようにしました。必要なところでSplitを入れて分割。段落の順番を入れ替え、筋道立てていく。


スクリプト

スクリプトの中身は下記の通り。

p = selectOnActivePage(".selected").getProject();
d=0;
text = child(p);
webkit.messageHandlers.CopyToClipboard.postMessage(text);
url="db-eu1uczfz5in6992://";
open(url);

function child(x){
d++;
var a = x.getName().text()+"\n";
var c = x.getVisibleChildren();
for(var i=0;i<c.length;i++){
if(d==1) a+="\n";
a+= child(c.eq(i));
}
d--;
return a;
}

変数dは「段差の深さ」です。で、dが1のときだけ先頭に改行を入れる。ということは「2段目の段差では」「3段目の段差の場合」といった場合分けをすれば、どんな加工も可能になります。性格付けを変えることで、いろんな切り口を生み出せそう。


まとめ

Scrivener 1.0.1
分類: 仕事効率化,ブック
価格: \2,400 (Literature & Latte)

Scrivenerが分割読み込みをサポートするまでの一時対処策。分割記号ごとに別ファイルにする処理はパソコン版にはあるんだから、そのうちiOS版にも付くことでしょう。というか、付けてくれないとScrivenerらしさがない。自分らしさって何だ? そんな青春的悩みは、長く生きていれば「この人生そのもの」と気づきます。だから悩みません。

とりあえずScrivenerに移す。移した後から考えれば、ScrivenerはScrivenerならではの執筆環境を生み出します。それで良いじゃないですか。WorkFlowyの文章は支離滅裂でも楽しいし、Scrivenerはロジカルな風貌を帯びるからIQ高そうになるし。