WorkflowがiOSに融合する未来へと世界は分岐したかもしれない

このニュースには驚いた。


Workflow

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (DeskConnect, Inc.)

DeskConnect社の全自動アプリ。このWorkflowがAppleに買収されたとのこと。確かに360円だったのが無料になってます。開発スタッフごとApple社員になったので、これからもサポートは続くし、良いことずくめですが、Apple自身の狙いはどこにあるんだろう?


使い方Wiki

Workflow for iOS Wiki
丁寧にご説明していただきありがとうございます。早速サイトに飛んでダウンロードしてみたところ内容は理解できてませんが、ちゃんとモノレートに飛ぶことができましたm(__)m正規表現についての解説もありがと...

そもそも英語で書いてあるし、どんなアプリか説明が難しいですよね。そんなわけで非公式の日本語Wikiが登場しています。このサイトはアクションの書式を調べるのに便利で、時折お世話になっています。情報を集約するサイトとして期待しています。

バージョンが上がると、レシピが急に使えなくなったりして、Workflowにはよく泣かされる。でも初期に比べると変数の扱いがスマートになって、いい方向に進化していると思う。今から勉強したほうが、実はわかりやすいんじゃないかと思うくらいです。


レシピ集

workflow-vcs
View Workflow Content View on workflow.isView history View XMLShow QR Code for downloadView Workflow...

Workflowはレシピがなければ走らない。Workflowはプラットホームで、レシピがプログラム。そのWorkflow用レシピがこのサイトに世界中から集まります。毎日何らかのレシピが発表されている。まあ、黎明期に比べると目新しいのは出てこなくなったかな。

でも何かレシピを組みたいときは、とりあえずここで検索して、そのレシピをもとにカスタマイズするのが手軽。開発を省力化でき、すぐ即戦力になります。


そう言えば

Workflowレシピの紹介リンクを作るWorkflowレシピ WorkflowPlate
レシピのレシピ。レシピをブログに載せるとき、ただのリンクだと目立たないなあ、と思い、考えてみました。初めはブックマークレットで組もうとしたけど、Workflowがあるのが前提だし、それならSafari...

前にこんなの作ってました。レシピを紹介するレシピ。ブログに貼り付けるときにお使いください。タップするとインストール画面が開きます。


IFTTTとも連携

Connect Workflow to hundreds of other services - IFTTT
Workflow connects your iOS apps and services together to automate things you do every day.byWorkflow...

WorkflowはiPhone内のアプリを連結するアプリで、IFTTTはクラウドサービスを連結するサービス。よく比較されますが、全然性格が違う。内界か外界かの差異があります。けれど、このWorkflowとIFTTTが連結するからおそろしい。ほんと何でもアリ。

実はWorkflowの「レシピ」って表現はWorkflow自身は使ってなくて、初期にアプリの紹介をした人たちがIFTTTの「レシピ」を転用したのだと思います。未知のものを説明するのに既知の概念を移植する。ところがIFTTTも今は「レシピ」とは言わなくなってますね。「アプレット」と呼んでるんだけど、今後Workflowのレシピはどうすれば良いんだろ?


まとめ

「自分でアプリを作ってください」と言っているようなものです。これが不思議なんですよね。こんな自由度の高いシステムはiOSの思想に反することだと思う。セキュリティの穴を作ってしまうリスクを負ってしまう。それをなぜ自社製品として取り込むんだろう?

Apple社のアプリになる意味は、内部APIも使い放題になるところ。Appleとしては、今まで禁忌だった領域にWorkflowを踏み込ませたいんじゃないか。すると、Siriあたりかなあ。一連の手続きを教えておき、それを決まった時刻に実行して結果を報告する。そんな電子秘書的な機能に移行する。となると、未来のiPhoneは「電話」の延長物ではなくなるだろう。真のPDA(個人情報アシスタント)になっていくのかな。