新DraftPad+WorkFlowyはアウトライナーを加速する

着想は霧散する。それを留めるには「速いツール」が必要です。紙に書く。紙がなければDraftPadに書く。そして生きたままWorkFlowyで飼育する。やがて増殖し分裂し交配し消滅する。思考の動きを観察するためにアウトライナーという装置は欠かせません。


培養器として

HandyFlowy 1.5.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

WorkFlowyを骨髄まで活用するにはHandyFlowyが必要です。起動を待たない。編集や出力のツールが豊富。スライドカーソルも便利。モバイル環境の制約を受けません。


カード式ライティング

空行で挟まれた段落を一つのカードと見なします。下記Workflowレシピを起動するとHandyFlowyが立ち上がります。DraftPadに書いた文章がクリップボードに保存されているので、任意の場所にペーストしてください。トピックがコンパクトに収まります。


DraftPadに放流する

HandyFlowyの機能拡張から下記スクリプトを呼び出すと、トピックがカード式に整形されDraftPadに転送されます。前回のDraftPadレシピを流用しています。
【注意】 予めHandyFlowyの設定で「インストール制限の解除」をオンにしください。

スクリプトの登録はこちら → http://tinyurl.com/y9jpmz4m
DraftPadレシピはこちら → https://workflow.is/workflows/82fd80cfafbe498d9cfaa47e770332fb


行単位で編集したい場合、WorkFlowyで作業すれば簡単です。順序を入れ替えたり、不要な部分を削除したり。ツールによってチャンクの単位が変わります。木を見て森を見ずのエディタと、木を忘れ森に集中するアウトライナー。そのどちらも文章構築には不可欠です。


まとめ

DraftPad 2.0
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)

Textwellに比べるとシンプルなことしかできません。でも十分。必須の連携しかないので、本来集中すべきこと、つまり「書く行為」が前面に出てきます。

着想を捉えてアウトライナーで練り直す。そして一本のテクストに束ねていく。分割執筆の基本がここにあり、それ以外のものは介在しません。小回りは利かないけれど、手軽に思索の骨格を調律できる利点があります。