JOY TO THE WORLD
さー、パーティーの始まりだ! 主は来ませり 主は来ませり しゅわ しゅわ しゅわわわわー♪
JOY TO THE WORLD
1719(Isaac Watts / Lowell Mason) voice sings
Joy to the world, the Lord is come!
Let earth receive her King
Let every heart prepare Him room
And heaven and nature sing
世に歓喜を、主が到着した!
大地よ、王を迎え入れよ
心よ、受け入れの準備をせよ
天界と自然界よ歌え、歌え!
救い主が世をお治めになる!
人々よ歌え、力のかぎり
野や川や、岩や丘や平原に
歌声を響かせよ、響かせよ!
罪や悲しみはもはや続かない
茨が地面を荒らすこともない
彼の息吹が吹き飛ばす
災いを見つけ、ことごとく!
彼は真実と慈愛で世を治める
人々は目撃するだろう
彼の正義が何者にも打ち克ち
素晴らしき愛が充ち渡るのを
ああ、これは「最後の審判の日」のイメージか。元ネタは『旧約聖書・詩篇98』とのこと。キリストの誕生の歌ではなく、数千年後キリストが再来し、地上から悪しきものを駆逐する日の歌。でもこれは「未来の話」ではない。カントが指摘したように「助かりたいから善行を積む」だと利己的な動機。「根本悪」です。そうではなく、この歌のように「自分の心のなかに、神の住むスペースを設ける」。すると結果として、神様がわざわざやってきて、心のなかの災いを吹き飛ばしてくれる。あくまでも「いま」の話。「最後の審判」を象徴的に解釈するとそうなります。
1719年にアイザック・ワッツが作詞。1848年にローウェル・メイソンが作曲。メイソン自身は「ヘンデルが1742年に書いた『メサイア』を編曲した」と言ってたそうですが、それは自分の曲を権威づけるためのようです。この曲だけの曲名は「アンティオケ」と言います。
邦題『たみみなよろこべ』。え? 『もろびとこぞりて』じゃないの? 実は『もろびとこぞりて』は「Hark the glad sound!」という別の賛美歌。大正12年に紹介された賛美歌集で「Hark the glad sound!」の訳詞に「アンティオケ」の楽譜が付けられていたため、日本ではこの組み合わせが普及してしまった。昭和33年に訂正版が出たけれど、そちらはあんまり歌われない。
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映画は初めから終わりまで、ずっとBGMがクリスマスソングのヒットパレード。しかも選曲がマニアック。「もろびとこぞりて」はブッティーズ。ビートルズのパロディバンドで日本では手に入らないんだけど、サントラ聞いた感じでは、これはもしや「ビートマス」ではないか?