LULLABY OF BIRDLAND

なんか無性に眠いです。いい子守唄はないかなあ?


LULLABY OF BIRDLAND
1952(B. Y. Forster / George Shearing) Laura Pigozzi


Lullaby of Birdland
That's what I always hear when you sigh
Never in my wordland could there be
Ways to reveal in a phrase how I feel


あなたが溜め息をつくたび
バードランドの子守唄が
聞こえてくるの
でも私の持ってる言葉じゃ
どんな感じか言い表せない


つがいのキジバトが戯れる
鳴き声を聞いたことない?
あの魔法の音楽に似てるわ
それは、キスするときの
私たちの唇の音みたいなの


それとも古い柳の木かしら
歌に出てくる柳の泣き声
あなたが私に別れを告げて
私から去ることがあったら
私もきっと枕を濡らすわね


バードランドの子守歌は
静かな囁き、優しい口づけ
私たちはバードランドへと
空高く飛んでいくの
だって、愛し合ってるもん


初め「Bill and Coo」をキジバトの名前だと思って訳していたら、「いちゃいちゃする」というイディオムでした。ハトの鳴き声みたいに聞こえるんだけどなあ。それとも、この歌がもとでイディオムになったのかな? デレデレの愛をささやく子守唄。うっかり溜め息をついたら、さりげなく「別れたりしたら、恨み柳のように泣いてやる」と釘を刺すのも忘れない。
邦題『バードランドの子守唄』。「バードランド」とは、ニューヨーク52丁目のジャズクラブの店名。チャーリー・パーカーの愛称が「バード」なので、パーカー好きのオーナーが彼にちなんで付けた。1952年ジョージ・シアリングが出演したとき、「バードランドさん江」ということで店に捧げて弾いたのが、この子守唄です。


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star「バードランドの子守歌」だけではない。他のバラードもよい!
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1954年不滅の名盤。「バードランドの子守唄」というと、まずは出てくるサラ・ヴォーンクリフォード・ブラウンの協同作品。サントリーのCMにも使われたこと、あります。


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16歳のときチャーリー・クリスチャンとセッションし、ジャズ・ギターの世界に足を踏み入れたバーニー・ケッセルチャーリー・パーカーとの共演、オスカー・ピーターソン・トリオへの加入を経て、初のリーダー作がこのアルバム。


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star5拍子のラテンジャズも聴いてみたかったな〜

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う〜〜、マンボッ! ティンパレス奏者のティト・プエンテ。マンボ・ブームを巻き起こしたマンボの王様。「バードランドの子守唄」マンボ・バージョンは許せるにしても、あの「テイク・ファイヴ」までもマンボになってしまうなんて!


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ウッディー・アレンが出てこないウッディー・アレン映画。1998年「セレブ」という言葉を普及させたコメディー映画です。英語には「フォーティー・クライシス」(40代の危機)という言葉があって、人生40歳になると「俺の人生、こんなものだろうか?」と悩むんだそうな。中年から始める「自分探し」の旅。しかし、そんなに人生甘くない。色と欲に目が眩んでも、そこは40代、昔みたいにムリがききません。ウッディー・アレン監督らしいホロ苦い笑いで「幸せとは何だろう?」と問いかけてくれる。ここに流れる「バードランド」は「青い鳥の国」のニュアンスですね。