MacBook Airのコンセプトを考える
【結論】MacBook Air はサブノートではない。「核」である。
Apple Wireless Keyboard (US) MC184LL/A | |
アップル 2009-10-31 売り上げランキング : 5525 おすすめ平均 秀逸なデザインですよ 工夫が必要だが、Windowsで問題なく使える Mac miniに合わせるにはちょうどいいと思う Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Apple MacBook Air 13.3/1.6GHz Core 2 Duo/2G/80G/micro-DVI/BT MB003J/A | |
アップルコンピュータ 2008-02-15 売り上げランキング : 1943 おすすめ平均 歴史に残る いままでのMacBookとコンセプトが全く違う ノートが進むべきカタチ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これとワイアレス・キーボードとを見て思ったんです。Airを紹介したときにジョブス総帥が示した満面の笑みは何だろう、と。たぶん、Airは「ノートパソコン」ではなく、新しい「コンセプト」なのだろう。「そのコンセプトを形にしたのが、このMacBook Airだ」という挑戦状ではないでしょうか。初代iMacではフロッピーディスクを捨てた。iPhoneのときはボタンを捨てた。アップルは、何かを捨てることで「次世代の進む方向」を示す企業です。では、Airで何を捨てたのか。
それが「ケーブル」だろうと思います。今の技術でケーブルレスを徹底すると、どこまで「捨てること」ができるかを実験している。電源ケーブルは、まだ捨てることが出来ません。ディスプレイと繋ぐケーブルも、まだワイアレスにはなっていません。でもそれ以外は削ることが出来る。その結論が、このMacBook Airではないかと思います。
だからサブノートではなく、これが「母艦」なのです。母艦の「核」です。「核」を外に持ち出せば「ノートパソコン」になる。持って帰れば、無線を通してそのまま「母艦」になる。そういう二面性。キーボードは上記のワイアレス・キーボードを使えば良い。マウスも同じこと。ハードディスクは、今度出した「タイムカプセル」を使えば良い。個人データ以外はネット上から拾ってくれば済むから、大容量HDDが必要な時代は終わる。DVDドライブも本当は要らない。そんなのは旧式メディア。これからはiTunes経由で音楽も映画も手に入るのだから。CD-Rに焼かなくてもiPodに入れたら良い(iPodも次世代では、無線接続でiTunesとリンクするのかも)。その代わり、ディスプレイ自体はワイドにする。
で、いつものことですが、こうしたアップルのコンセプトは「時期尚早」でしょうね。まだ古い機器が家庭にあるうちは、それと繋げていく必要があるから。でもそうしたモノも、気がついたらSCSIポートが無くなりUSBに置き換わってしまったように、無線でつなぐ時代がやがてはやって来る。その先兵隊が、このMacBook Airなのでしょう。
いやあ、すごい時代になったものだ。
ハンドメイドフェルトケース MacBook Air13インチ用 オレンジ | |
buzz-house design 売り上げランキング : 5450 おすすめ平均 色もつくりもイイですよ! しばらく使ったらけっこうくたびれてきました 封筒型だけどネタじゃない良い作りでした。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |