「赤毛のアン」切手発売

こんな切手が出るみたいです。


赤毛のアン
6月20日発売予定「国際文通グリーティング切手」。カナダとの初めての共同切手ということで『赤毛のアン』が題材として取り上げられます。『赤毛のアン』を書いたのはカナダの作家ルーシー・モード・モンゴメリ。それが1908年のこと。今年は、それから100年経ったキリの良い年。



赤毛のアン 完結版
赤毛のアン 完結版山田栄子 北原文枝 槐柳二

バンダイビジュアル 2001-09-25
売り上げランキング : 4774

おすすめ平均 star
starダイジェストだけどダイジェストじゃない
star日曜アニメ劇場の最高傑作の一つ
star山田栄子さんと島本須美さん

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
カナダ版のデザインはともかく、日本語版の切手がアニメというのがどうにも。実は『赤毛のアン』は「カルピスこども劇場」ではない。「ハウス食品世界名作劇場」でもない。そのハザマの時期の作品でした。だからかなあ、今ひとつ印象に残ってないですねえ。高畑勲宮崎駿コンビ最後の名作劇場。オープニングとエンディングの歌詞は岸田衿子作。岸田今日子のお姉さんで翻訳家。『赤毛のアン』も訳していますが現在入手困難。


赤毛のアン (新潮文庫 モ 4-41 赤毛のアン・シリーズ 1)
赤毛のアン (新潮文庫 モ 4-41 赤毛のアン・シリーズ 1)モンゴメリ 村岡 花子

新潮社 2008-02
売り上げランキング : 6481

おすすめ平均 star
star英語の朗読がNHK
star村岡花子訳の新装版

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
1952年にアンを日本に紹介した村岡花子訳版。クリスチャンの村岡氏は、カナダの宣教師からプレゼントされた『赤毛のアン』を第二次大戦中に翻訳したものの、「敵国の文学」ですから表に出せるわけもなく、自らの「心の友」としていました。しかし戦争が終わり、焼け野原で希望を失った子どもたちの「心の支え」になれる作品は何だろうと考え、この『赤毛のアン』を公開することを思い立ったそうです。
英語の原書「Anne of Green Gables」は、著作権が切れているのでネット上で読むことが出来ます(こちら)。また、様々な古典文学からの引用が散りばめられていて、その謎解きを楽しむ場合は松本侑子訳の『赤毛のアン』も良いかもしれません。