ALFIE

勤労感謝。まずはとりあえず自分に感謝。


ALFIE
1966(Hal David / Burt Bacharach) Guiseppe Milici


What's it all about, Alfie?
Is it just for the moment we live?


アルフィー、いったいどうしたというの?
今だけのために刹那的に生きるつもりかい
少し立ち止まって考えてみたらどうだろう
誰もが与える以上に求めたら何が起こる?


もし親切が愚か者の振る舞いだとするなら
人に残酷なのが賢いこととでも言うのかい
もし強い者のためだけに世の中があるなら
汝の隣人を愛せ、となぜ言われると思う?


確かに僕は天国の存在を信じているけれど
それ以上に大切なことがあると思っている
無神論の人でさえ信じて生きていることが


アルフィー、それが愛なんだと僕は思うよ
愛がなくても確かに生きてはいけるけれど
愛がなければ何もかもが無意味になるんだ
心のまま進んでごらん、愛は必ずあるから


コスト・パフォーマンスに効率化、合理化、最適化。機械か何かを作るならそれでも良いけれど、それを人間関係に求めたらどうなるんだろう? 出来るだけ自分は何もせず、他人からは貪るように何かを得ようとする。それはどこかで誰かが犠牲者になる社会。そういう社会に生きてみたい? - でも僕は「心のまま」に生きたりしたら、欲深いんですけど大丈夫でしょうか。
1966年マイケル・ケイン主演映画『アルフィー』のエンディング曲。バート・バカラックが作曲し,イギリスの原盤ではシラ・ブラックが歌い、アメリカではシェールが吹き替えている。プレイボーイのアルフィーが、次から次に新しい女性と付き合っては別れる話。コメディ・タッチではあるけれど、最後のシーンでロンドンの裏通りを野良犬と歩きながら「人生とは何だろう」と自問するアルフィ。ソニー・ロリンズが映画の音楽担当をした「アルフィーのテーマ」も有名(YouTube)。日本では1996年TVドラマ『協奏曲』の主題歌に使われヴァネッサ・ウィリアムズの歌がヒットしている。映画は2004年ジュード・ロウ主演でリメイクされ、そのときはミック・ジャガーが音楽担当。



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歌ってる人も多いけれど、やっぱりバート・バカラックによるバート・バカラック。1998年70歳のお誕生日パーティ。ゲストにシェリル・クロウエルヴィス・コステロデヴィッド・サンボーンらが訪れてます。名曲をいっぱい持ってますから、歌が途切れることはありません。最後はバカラック自身の「アルフィー」。愛を信じてますから。


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流行歌にすぐに飛びつくビル・エヴァンス。「アルフィー」も60年代から何度か挑戦していますが、これは1974年ヴィレッジバンガードでのライブ。自分の弾く音の一つ一つに聞き耳を立てている。内省的に進行するピアノをエディ・ゴメスのベースが支えています。


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盲目のローランド・カークが1967年奥さんのエディスに捧げた『ビューティフル・エディス』。その中の2曲目が「アルフィー」です。テナー・サックスが真摯に吹き渡り、バカラックの「アルフィー」とロリンズの「アルフィーのテーマ」を融合させています。「僕は心の声に従って生きてきて、君という愛と巡り会えた」。ちょっとキザですね。


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ジョン・スコフィールド。2003年ヴァーヴに移籍してのクリスマス・ライブ。50歳を超えてもまだ「道の途中(en route)」で、マイルス・グループから独立して以来初のギター・トリオに挑戦。自分の音楽を追究する熱い想いに燃えています。「アルフィー」ではしっとりと、「心が導く道のままに歩く」という歌詞の世界を描き出しています。