PuppyLinux日本語版 4.31 インストール

Windows7時代に取り残されたパソコンたちのために。


PuppyLinux 4.31

とても軽いLinuxだわん。全体で120Mしかありません。なのに日本語化されています。インターネットにも接続できます。動画も見れます。起動は速いし、メモリに常駐するのでキビキビしてます。CD-Rに焼いてインストールすればいいのですが、うちのThinkPadはOSX86とUbuntuデュアルブートなため、そこに追加する方法にしました。


・まず、PuppyLinux日本語版のisoイメージをダウンロードします。
 標準版: http://openlab.jp/puppylinux/download/431/pup-431stdJP-RC4.iso
 古いCPU用: http://openlab.jp/puppylinux/download/431/pup-431retroJP-RC4.iso
Ubuntuを立ち上げ、適当なところに「puppy431」という名のフォルダを作成。
・上記のisoイメージを開き、中にあるファイル(vmlinuz, initrd.gz, pup-431JP-RC4-sfs3.sfs, zp431217.sfs)を「puppy431」にコピーします。
・ターミナルから「puppy431」をUbuntuのあるパーティションにコピー。
 sudo cp -r puppy431/ /
・次に、ブートローダーにPuppyLiuxを追加します。まず、grubのmenu.lstを開いて。
 sudo gedit /boot/grub/menu.lst
・次の4行を追加。
 title PuppyLinux
 kernel /puppy431/vmlinuz
 initrd /puppy431/initrd.gz
 quiet
・あとは再起動するだけ。



動作条件はPentium 166MMX、メモリ128MB以上。10年以上前のパソコンでも動きます。しかも速い。ただデスクトップ上にアイコンが並んでいるのはどうもスッキリしないので、OSX風のドックを導入してみました。
・まずPuppyLinuxを起動し、付属のブラウザ(SeaMonkey)でネットに繋ぎます。
・日本語版本家からimlibとwbarをダウンロード。自動でインストールされます。
 http://openlab.jp/puppylinux/download/packages/imlib2-1.4.1.pet
 http://openlab.jp/puppylinux/download/packages/wbar-1.3.3-JP.pet
・「メニュー>ファイルシステム」からROX-Filerを起動。
・目のマークをクリックし、隠しファイルを表示。.xinitrcを探し、右クリックから「テキストとして開く」。
・下の方にある「#exec $CURRENTWM」を探し、その1行前に次のコマンドを追加。Macみたいに、wbarが下辺に並ぶように設定してます。
 sleep 3 && wbar -jumpf 1 -pos bottom -nanim 3 -zoomf 1.8 -idist 10 -isize 38 -bpress -balfa 50 &
・再起動後、デスクトップをクリックするとwbarが現れ、右クリックすると消えます。



Puppyの面白いところは、ユーザーが独自のソフトウェア・セットを組むことが出来る柔軟性。FireFoxに特化したPuppyLinuxもあって、それを基にいろいろカスタマイズできます。
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