MAN IN THE MIRROR

2009年を振り返ってみると、やはりこのこと。


MAN IN THE MIRROR
1987(Siedah Garrett & Glen Ballard)


Gonna make a change
For once in my life
It's gonna feel real good
Gonna make a difference
Gonna make it right


変化を起こそう、一世一代の
きっと良い気持ちになるはず
今までと違うことを始めよう
本当に正しいことを始めよう


お気に入りの冬のコートを着て
そのエリを立ててみたところで
心に吹き込む風は止められない
道端に座っている子どもたちは
食べるものも満足に得られない
僕は誰だ? 盲いた者のように
見えない振りをして通り過ぎる


夏の無関心、壊れたボトルの栓
そして一人の男の魂が、風の中
行く宛てもなく、渦巻いている
だから「君」に分かってほしい


僕は鏡に映る自分に話し掛ける
「君の生き方を変えてほしい
一体どうすれば良いかなんて
はっきりとは言えないけれど
この世界を良くしたいのなら
君自身と向き合っていくこと
そこから変えていくしかない」


今までは利己的な愛に捕まって
それを満たすために生きてきた
でも、僕はすでに気づいている
家も金も持たない人たちがいる
本当は僕自身そうじゃないか?
彼らとは違うなんて誤魔化すな


僕は鏡に映る自分に話し掛ける
「君の生き方を変えてほしい
一体どうすれば良いかなんて
はっきりとは言えないけれど
この世界を良くしたいのなら
君自身と向き合っていくこと
そこから変えていくしかない」
さあ、変われ!


やっぱり、世界は凄い人を亡くしてしまったなあ。ストレートなメッセージ・ソング。世の中を変えていきたいなら、他の人が変わるのを待っていてはいけない。誰もが臆病者である。なによりも「僕」自身が臆病である。だから、鏡を見る。そこに映る「彼」に話し掛ける。「君が変わるということが、世界を変えることなんだ」と。
1987年アルバム『バッド』の収録曲。1988年にシングルカットされ、全米一位になった。作詞作曲は、クインシー・ジョーンズの愛弟子サイーダ・ギャレットマイケル・ジャクソンの舞台プロデューサーで、「マン・イン・ザ・ミラー」でもバック・コーラスを務めている。『バッド』の「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」でマイケルとデュエットしてるのも彼女。


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『バッド』は「Bad」だけじゃありません。「The Way You Make Me Feel」も「Smooth Criminal」も入ってます。「Captain EO」のエンディング曲も、って「キャプテンEO」? おお、東京ディズニー・ランドでやってたなあ。あれって1986年だったのか(YouTube)。



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映像はこちら。踊るときはちゃんとエリを立てること。悪の組織に追いかけられる3人の子どもたちを、マイケルが歌って踊ってロボットに変身して助けてくれる話。いやあ、楽しんでるなあ。日本では1988年に公開されたけど、アメリカでは映画館では公開されなかったんだそうな。
 詳しくは: http://wwws.warnerbros.co.jp/moonwalker/


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こちらにも収録されている。ロンドンの舞台で披露されるはずだった「マン・イン・ザ・ミラー」。マイケルが残した、大事なメッセージがこの中にある。R.I.P