iPod touchにファイル転送 Dropbox

え?! iPad、5月下旬に延長?


Dropbox for iPhone
Dropbox

気を取り直して。ネット上の2GBが無料。去年の9月には出てたんですが、使い方が分かってませんでした。ストレージ・サービスのDropbox。昔アップルがやっていたiDisk、今で言うMobileMeみたいなサービスだと思ってました。ネット上にアップロードしたファイルをタッチで閲覧できるだけではなあ、と。どうもそれだけじゃないようですね。


・まずパソコン用のDropboxインストールします。OSXは10.4以上ならOK。
 dropbox
Windows用に限り、ポータブル版もあります)
 http://wiki.dropbox.com/DropboxAddons/DropboxPortable
・メアドとパスワードを登録すれば、無料アカウントを取得できます。インターネット上に2GBのホームディスク。ここに自分のファイルを自由にアップロードできる。一見、外付けハードディスクがネット上に出来たようなものなのですが・・・。
Dropboxが独特なのは、パソコン側のフォルダとネット上のホームディスクが同期するようになっていること。パソコン側のホームフォルダを開くと、そこにDropboxという名のフォルダが出来ています。このフォルダに何かファイルを置けば、その分身が自動的にネット上にコピーされます。どちらかを消すと、両方とも消えてしまう。一体なんのため???
・これだとバックアップにしか使えないし、パソコンの空き容量を増やすことには貢献出来ない。変なサービスだなあ、と思ってたんですが、このDropboxを2台のパソコンにインストールしてみたら、そう、ファイル共有が出来るんですね。たとえば今このブログの原稿を書いてます。これをDropboxフォルダに保存し、今度は別のパソコンを立ち上げる。すると、そちらのDropboxにも同じ原稿が入ってるんです。わざわざダウンロードして来る必要なし。だから、この状態でネット接続を切っても、パソコン上にファイルが残ります。次にネットに繋がったとき、隙を見て同期され、別のパソコンから見ても、いつも最新版に保たれるようになっています。



ということは、わざわざデータをUSBメモリに入れなくても、職場で書いた原稿を家で推敲したりするのに便利。「通勤途中にデータ紛失」なんて危険な橋を渡らなくて済む。ソフトを入れなくても、下記のアドレスを開けばブラウザからでもダウンロード可能。
 http://www.dropbox.com/home
・しかも「過去のバージョン」の管理が出来る。ファイル上で「右クリック>Dropbox>View Previous Versions...」を選ぶとブラウザが立ち上がり、ファイルを以前の姿に戻せます。書き間違えたり、うっかり中身を消しても、元に戻せる。何世代前であろうともカムバックしてきます。これは、原稿を書く上で欠かせませんね。


dropbox
そして、iPhone版。起動してメアドとパスワードを入れると、パソコンと同じフォルダが現われるのは当然ですが、その中のファイルをiPhoneとも同期出来ます。ファイルを表示したときに現れる、中央下の☆印。これをタップして★に変えると「お気に入り」にダウンロードされます。電波の届かないところでもファイルを見ることが出来る。PDFやmp3やmp4がいつでもチェック出来ます。
つまり、今までファイル転送のときパソコンも同時に起動しなければならなかったのを、このDropboxだと気にしなくて良くなるんです。パソコンのほうのDropboxフォルダを「タッチの中」と見なしファイルを入れておく。そして、タッチのほうで必要な分だけ「お気に入り」にしておけば、自動でシンクロしてくれます。ケーブルで繋ぐ必要も、アドレスを打ち込む手間もなくなる。ファイルを削除したり名前を変更したり、管理もパソコンですれば反映するので、とても手軽です。


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