iBooksで読む青空文庫

昨日のアップルの発表。iPhone4よりも、iBooksiPhone対応のほうが熱い。


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iBookStoreはまだ英文の小説しか見当たらないし、日本語の電子書籍が揃うのはまだまだ先か、と思ってたんですが、これは勉強不足でした。ユーザーがiTunes経由でePubを転送できたんですね。そうと分かれば、定番の青空文庫。読みたい本を転送しておけば、日本語でも電子読書が出来ます。


・まず下記ページからブックマークレットをお借りします。naoki.satoさん作。
 http://naoki.sato.name/epubunco/bookmarklet.html
Bookmarkletにある「Download ePub」のどれかをブックマークに追加。
 (Safariのブックマークバーにドラッグしておくと、便利)
青空文庫に入り、目的の作品の「いますぐXHTML版で読む」をクリック。
 http://www.aozora.gr.jp/
・本文を表示し、先ほどの「Download ePub」をクリック。epub形式で保存されます。
iPadをパソコンに接続し、iTunesを起動。
・左のペインにあるiPadの下に「ブック」というフォルダが現われます。
・その「ブック」を開き、そこに先ほどのepubをドラッグ。
・これでiBooksの本棚に青空文庫の本が追加されます。



iBooksの表示は美しい。ページをめくっても本の厚さが変わらないとか、最初に表示されるとき白紙のまま待たされるとか、まだ不自然な点はありますが、これから改善されるでしょう。なにより「テキストを読む」ではなく、「読書する」の感覚に近づいている。長押しすると単語の意味が表示されたり(今は英語だけですが)、本文中の同じ単語を検索したり、そこからWikipediaに飛んだり。「紙の本」を超えた部分もあります。次のバージョンではPDFもサポートするので、活躍する場が広がりそう。iPadはアプリをいろいろ入れていくよりも、そのアプリでどんなコンテンツを見るかのほうが重要そうですね。


Adobe Digital Editions

パソコンでePubを閲覧するときはこれが便利です。


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