MacBookAir、買っちゃいました
やっちゃいました。
Apple MacBook Air 1.4GHz 11.6インチ 64GB MC505J/A | |
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まずは有りがちな失敗談を。起動すると「Welcome」「ようこそ」「歓迎」と現われ初期設定画面になります。ここでユーザー情報を入れるのですが、なんとトラックパッドに「ボタン」がない。「OK」をクリックしようにも、タップが効かない。悩みましたね。いきなり不良品を掴まされたか、と。そうじゃないです。トラックパッドの下半分を押すとペコッと凹みボタンになります。あまりに美しく作られているために、そんなギミックがあるとは気づきませんでした。設定が終わったらすぐ、システム環境設定でタップを有効にしましたけど。WiFiもBluetoothもあっけなく設定完了。
使ってみた感じは「ノートブックのスーパーカー」。一枚板のアルミから切り出された、継ぎ目の無いフォルム。フタを閉じると清楚、フタを開けるとその存在感に驚きます。キーボードは余裕ある配置がされ、電源スイッチも右上に組み込まれシンプル。そして起動の加速感。他のパソコンでは真似できない。起動が12秒で終わります。スリープじゃないですよ。終了状態からでも待たされない。
それと操作系の楽しさ。これはAirに限りませんけど。Safariで海外の記事を読んでいるとき、ダブル・タップで単語を選択してから指二本でタップすると「辞書で調べる」が選べます。OSXはプログレッシブ英和辞典や大辞泉を標準で内蔵してますから。そして、指二本で上下に動かすとスクロール。指三本で左右に動かすと前のページに戻ったり。指四本で上下に撫でると、開いてるウィンドウが片付けられてデスクトップが現われる。いやあ、魔法みたい。このジェスチャがLionでさらに増えるわけです。楽しみ。
あと、実はステレオ・スピーカーになってます。だから「ネットブック」じゃない。16:9のワイド・スクリーン。5時間持つバッテリーといい、映画の視聴を想定してますね。コンセプトが「コンパクトなホームシアター」なんです、きっと。
一番破壊力があるのが、リカバリー・メモリ。かわいい。リンゴの付いたUSBメモリです。システムの再インストールにはこれをUSBに挿し、[C]を押しながら起動。
iTunes10のアイコンからCDマークが消えたように、アップルは「ディスク」を無くそうとしています。DVDやBlu-rayは「過去の遺物」。ソフトウェアも音楽も映画も、ネットで配信するか、USBメモリで配布すれば良い。そうすればコンピュータからディスク・ドライブを削ることが出来る。ハード・ディスクさえ削れる。今回のようにSSDをマザーボードに直付けにすることで。
昔から、アップルの設計哲学は「俳句」ですね。初めに「デザイン」がある。そのデザインにベストを詰め込むには何を削ぎ落とせば良いかを考える。無駄を削るのではない。必要なものまで削る。すると「これから進む道」が浮かび上がってくる。放てば満てり。ジョブスさんはヒッピーしてたころ「禅」にでも凝ってたのかな。
(入れてみた)
・MacTubes
何は無くともMacTubes。YouTubeのHD動画を見たり、ダウンロードしたり。
・FaceTime for OSX
FaceTimeもインストール。いきなり自分の顔が映るのは心臓に悪い。
・OpenOffice.org
Office系フリーソフトは、マイクロソフト互換のOpenOffice。iPadで出来ないことの一つなので。本当はアップルワークスが好きだったんだけどな。
zumocastを導入したら、とても軽い。やっぱり母艦の性能に左右されるソフトだったんだな。AirのiTunesにある音楽をiPadやiPod touchで聴くことが出来ます。無線が使えるなら家から離れていても。動画もわざわざiPadに入れておく必要が無くなった。
iPadでパソコン側の動画を視聴 ZumoCast
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