iPadでOSXが走る Splashtop Remote
Splashtop Remote Desktop
Win版が噂になっていたのですが、OSXにも対応しました。パソコンを遠隔操作するアプリ。VNC系画面共有と何が違うかといえば、同一ネットワーク内でしか使えないこと。その分、データ転送速度がハンパじゃない。ブラウザでFlashが使われているサイトを開いても、動画がぬるぬる動きます。無料版はiPad用にしかありませんが、５分間の制限付き。接続テストも兼ねて試してみました。
http://www.SplashtopRemote.com/
・パソコンにサーバー・ソフトを入れます（OSX10.6のみ対応）。
http://www.SplashtopRemote.com/download
・インストール後、アプリケーション・フォルダのSplashtopRemoteを起動。
・パスワードを設定。８文字以上じゃないと許可してくれません。
・iPadでSplashtop Remote Desktopを起動。
・サーバーのリストが表示されるので、パスワードを入力して接続。
・パソコン側の画面が自動的にiPadサイズになります。
（画面解像度は、サーバーの「詳細」で変更できます）
・後はiPadのほうからタップして操作するだけ。
ほっほっほー、完璧でした。上の写真、iPadのスクリーンショットなんですよ。Macじゃなくて。iPadの中でMacが動いてる。Gyaoもニコニコ動画も動いてます。iPadの中で、普通に。指二本で右クリック。指二本で上下させるとスクロール。右下からキーボードを呼び出せる。メニューバーでことえりを「ひらがな」に替えれば漢字入力になります。キーボード右端の箱アイコンでiPadから直接日本語入力も可能。
問題がひとつ。音声がパソコンに出力され、iPadには出て来ない。これでは「視聴」にならない。確かWin版では音楽もiPadで再生するので、サーバー・ソフトの対応待ちかな。
（追記）本体側の音は消し、iPadから音を出すことができました。
・SoundFlowerをインストールし、出力を仮想化すれば音声も飛ばせます。
http://code.google.com/p/soundflower/
・Flash Playerのバージョンも10.2に上げたほうがCPU負荷が少なくGood。
http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10.html
これ、触っているうちに「変な感じ」になってきます。手にしてるのがiPadだということを忘れ、「パソコンのディスプレイを切り離して持ち歩いている」感触。今までも遠隔操作系のアプリは使っているけれど、そのときは「iPadでパソコンにアクセスしている」距離感が持てた。それがリアルタイムに反応が返って来るだけで、単体に収斂してしまう錯覚が生じる。そんな認知システムが人間に埋め込まれてますね。別物なのに「一つのもの」と感じてしまう。「一体感」が起こる。
考えてみれば、普通のパソコンだって、キーボードと本体とディスプレイ、それぞれは別物。でも、それらがリアルタイムに反応を返すため「一台のパソコン」と見なしている。反対に考えると、もし腕を動かそうとして、意志したときと動くときとの間に「一秒」のズレが挟まったら、「自分の身体」を「自分の」と思えないのかも。「私」という自己感覚は、意外と脆いものかもしれない。
（追記）Bluetoothキーボードを繋げば本当に「パソコン」になるじゃないか。そう思って試したら、あ、繋がりました！ Splashtopでキーボード出せば良いだけ。でもカーソル・キーやコマンド・キーが使えない。長文入力は楽だけど、少し残念。
iPadの第一印象
（追記：2011/8/1）
Flash Web Browser - Splashtop Remote Browser 1.5.0.0 
対象デバイス: iPadWifi, iPad2Wifi, iPad23G, iPad3G
カテゴリ: 仕事効率化 価格: ￥0
販売業者: Splashtop Inc.
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