翻訳してくれるiPadブラウザ iLunascape3

国産ならでは。


iLunascape3 for iPhone/iPad
iLunascape 3 (Webブラウザ) - Lunascape Corporation

Windows版で有名な国産Webブラウザ Lunascape。そのiOS版ですが、改良を重ねバージョン3になりました。必要な操作が下段に集めてあるのが、このアプリの主張。タブが手許に並び、指の移動範囲が効率化される。視覚効果も少なめで、高速なタブ切り替えができます。
http://www.lunascape.jp/



しかし今回の売りは「なぞり翻訳」。文字列を長押しすると「検索」や「翻訳」がメニューとして出てきます。この「翻訳」ですね、さすが国産ブラウザと思わせるのは。Google翻訳を呼び出す機能なので、単語よりは段落単位で範囲指定したほうが快適に使えます。特にWikipediaで調べ物をするとき、日本語版に載ってない事柄も、英語版に書いてあったりする。そんなとき、この「なぞり翻訳」が活躍しています。
あと、下段「ページ」ボタンにある「ページ保存」機能。保存されたデータは、「メニュー」ボタンの「ファイルマネージャー」から見ることができます。さらにそこからDropboxにアップロードできる。昨日のCloudSurferもそうでしたが、アプリ製作者の間では、Dropboxを共有スペースとする合意が生まれつつある印象がします。iPadのディスク・アクセスに制限があるからでしょうね。
この制限は緩和して、iOS5では自由にアクセスできる領域が作られていると、Open Inでファイルを二重化せずに済むんだけどなあ。


なお、翻訳の実験に使ったのは、Wired.comのページ。日本語版のWired.jpを見れば済む話だけど、必ずしも同じ記事が載っているとは限らない。面白い科学ネタのニュースが配信されてて、オススメのサイトです。
http://www.wired.com/wiredscience/2011/07/parrots-named-by-parents/