あなたに這いよるFlipboardが日本語化されました

iPadに出来て、パソコンに出来ないこと。


Flipboard: あなたのソーシャルニュースマガジン 1.9 App Store
対象デバイス: iPodTouchThirdGen, iPadWifi, iPhone-3GS, iPad2Wifi, iPodTouchourthGen, iPad23G, iPad3G, iPhone4
カテゴリ: ニュース   価格: ¥0
販売業者: Flipboard, Inc.
「あなたのソーシャルニュースマガジン」というフレーズがおかしい。違和感ありありなんですけど。Flipboardは「マガジン」で括れるものを超えている。お気に入りのサイトを組み合わせ一覧できる、名状しがたいアプリ。今までは英語サイトに敬遠してた人たちも、日本語のニュースサイトがオススメとして出てくるので、一度お試しあれ。
iPadを使って日経新聞を読む方法



メニューも日本語化されたけど、「めくる」よりは「開く」のような??



右上の虫眼鏡ボタンで「あれこれ検索」・・・。気になるキーワードでTwitterの情報を絞り込むと便利。普段なら縁のない情報まで流れ込んでくる。
Flipboardで日本語のTweetだけを絞り込む方法



大きな変化は「後で読む」。ReadItLaterが「Pocket」に変わったのは当然として、Readabilityも追加されてます。Flipboardに流れ込んできた記事をスクラップしていく。Readabilityは、文字表示のデザインが美しいんだよなあ。どれをメインにするか迷ってしまう。
iPadの「後で読むサービス」の新顔 Readability


Flipboardは、インターネットを変えてしまう。パソコン上では、長らくブラウザが覇権を握っていました。サイトごとに情報がバラバラにあり、ユーザーがそのサイトまで行くことを前提としてきた。更新があるかどうかは運次第。そこでRSSが導入され、それを利用したRSSリーダーが進化したわけですが、設定のハードルが高かったと思う。しかもリスト表示を基本にしてるから、情報量の多さに未読が溜まる一方で、ちゃんと活用できたかどうか。
それに対し、FlipboardはiPadに合わせたインターフェース。読むためのメタファーを「雑誌」に求め、紙媒体で使われている「読み飛ばし」のスキルを転用してる。読まなくて良いものは読まなくて良い。それを一瞥で可能にするデザイン。それでいながら、記事自体は刻々と流動的。こういう情報収集のあり方は、これまでのインターネットには無かったんじゃないかな。電子本がどうのこうの、って時代は既に終わってたのかもしれない。