8月の曲

これから待つのは熱帯夜(2010年分はこちら)。


LAURA ローラ
GHOST OF A CHANCE ほのかな望みもなく
BOHEMIAN RHAPSODY ボヘミアン・ラプソディ


八月に入り、どこに行っても子どもが多い。新陳代謝が激しい上に、落ち着きなく動き回っている。吐き出す熱量の高さに当てられそう。なんだか、別の生き物です。元気だわあ、この暑いのに。楽しいんでしょうね。良いことです。彼らは日頃「学校」という名の収容所暮らしをしてる。だから、いつもは見かけずに済んでたんだろうなあ。
けれど、八月はすべてが開放される。何しろ、地獄さえ休館日になって、祖霊が地上に戻ってくるくらいだもの。未来を背負う子どもたちも街に帰ってくる。あらゆる命が地上に集い、どこかで花火を打ち上げる音が響いている。それが夏。


http://m.youtube.com/watch?v=tJ_cnJp71BA

バード(オリジナル・サウンドトラック)
チャーリー・パーカー (2002/6/5)

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
音楽 - 214,450位
映画『バード』のサントラ版。チャーリー・パーカーの生涯を描く、クリント・イーストウッド監督作品ですが、実は音楽はリメイクです。音源がステレオの時代では無いので、モノのまま。そのまま映画に使うと違和感が出てしまうため、バードのサックスだけをデジタル的に取り出し、現代のアーティストたちが伴奏に参加し補っています。だからこのサントラ、モノでしか聴けないチャーリー・パーカーが現代に蘇る奇跡のアルバムなんです。
ただサックスだけは差し替えてないはずなんだけど、このYouTubeの映像を見ると、違うのかも知れない。ジェームス・カーター。技巧派とも言える、テクニカルな彼が、部分的に音を継ぎ当てした可能性がありそう。昔モントルー・ジャズ・フェスティバルで渡辺貞夫さんと共演し、そのときのソロで、息継ぎなしに延々と高低音を散らし続ける荒技を披露してたので、印象に残ってます。この人が『バード』に参加してたのなら、細かな手入れに手を貸してるかも疑惑。


Real Quietstorm
ジェームス・カーター (1995/3/8)

Atlantic / Wea
音楽 - 393,488位
オリジナル・アルバムは豪快で「関西系」って評されてますね。アメリカンなのに。
http://jamescarterlive.com/


どんどん、ろんどん。