たぶん誰も勧めない、iPad用無料テキスト・エディタ三選

iPadを初めて購入した人が深みにハマるための一丁目。


Clever Memo - カスタマイズ可能なEvernote投稿専用メモアプリ 1.1.1
分類: 仕事効率化,ビジネス
価格: 無料 (Toc)

まず、これでしょう。CleverMemo。パソコンとデータ交換するならEvernote知名度は高い。そのEvernoteにすぐ投稿できるメモ・アプリ。いろいろありますが「最初は無料で使えるのがいいよ」と甘い言葉で誘えば、iPad Airを衝動買いした人なら財政難のために出費は控えたい。そしてこれは起動速度が飛び抜けている。



カーソルは指一つで左右にスワイプ。一つずつ動きます。指二つでスワイプすると、Undo/Redo編集履歴を戻ったり進んだり。あら、使いやすいじゃないの。しかもフォントも背景も自分色に染められる。さらにはJavascriptで拡張キーが作れることを発見してしまうと、ふふふ、ようこそ。楽しいカスタマイズ地獄が待っています。

  • CleverMemoがあればメールやカレンダーにすぐ書き込める

  • Simplenote 4.0.3
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: 無料 (Codality)

    CleverMemoからURLスキームを呼び出せる。それだったらテキストをEvernoteに保管する必要はありません。オフラインでも使えて、クラウドでも同期するSimplenote。WiFiモデルのiPadだと、電波が届かないところでも文章が書ける環境じゃないと困ります。しかも「URLスキーム」という用語でググり始めるから、時間がいくらあっても足らなくなる。



    CleverMemoのキーボード上にある歯車ボタン。タップすると、拡張キーの管理画面になります。右上「+」ボタンで新規作成。Simplenoteを呼び出すスクリプトは下記の通り。全文を変数textに代入し、locationでURLスキームを起動します。これは快適。

    clever.getText(function(text){location="simplenote://new?content="+text});

  • Simplenoteの公式OSX版、安定してきました

  • iライターズLite - 快適日本語入力 1.0.2
    分類: 仕事効率化
    価格: 無料 (LIGHT,WAY.)

    でも、iOSは日本語環境が貧弱だからなあ。そう思っていた頃もありました。文章を練るならiWritersを使いましょう。独自の漢字変換システムを搭載したエディタ。なにより再変換ができる。思った漢字変換ができず思考が止まってしまうことも、これなら300%減。



    iWritersはコールバックできる。そうそう、「コールバック」。また新しい専門用語です。文章を編集したのち、CleverMemoに復帰できる機能。もちろん、CleverMemoには新しいテキストが保存される。まるで一つのアプリのように振る舞います。長い文章を書くときはCleverMemoからiWritersを立ち上げる。そのためのスクリプトは次の通り。

    clever.getText(function(text){location="iwriterslt://?selection=["+text.length+",0]&src=clevermemo:///&text="+text});

  • 自前の辞書で25万項目の漢字変換をカバーするiOSエディタ「iライターズ」

  • iWritersで入力し、CleverMemoで加工し、Simplenoteに保管する。この三段構え。このそれぞれがAtokPadやTextwellになったりDayOneになって、進化に開けている。別のエディタに置き換え、自分だけの執筆環境を構築していく。するとiPadが手放せなくなると思います。パソコンを触る頻度が激減すれば、次は地獄の二丁目です。

    ATOK Pad 4.7.1
    分類: 仕事効率化,ビジネス
    価格: \1,200 (JUSTSYSTEMS CORPORATION)

    Textwell 1.1.6
    分類: 仕事効率化,ユーティリティ
    価格: \300 (Sociomedia)

    Day One (Journal / Diary) 1.11.4
    分類: ライフスタイル,仕事効率化
    価格: \500 (Bloom Built, LLC)

  • DayOneはパーソナル・クラウドの始まりを予兆している

  • 追記: 2013/11/07

  • CleverMemoとiWritersLiteが連携するアイコンを作ってみた