iOS9のSpotlightで計算するとき使える関数を調べてみました

意外と多くて覚えきれない。


日常的な四則演算

マイコンの時代から四則演算は「+ - * /」。「×」を「*」で、「÷」を「/」で代用してきた。ところがSpotlightでは × も ÷ もそのまま使えます。()で包んで (12-2)÷(24-10) と書くこともできる。さらに 12x3 も掛け算と扱われます。エックスを乗法記号に見立てている。(12)(3) という直結方式も使えるし、どちらかの()を省略して (12)3 としても良い。余りも 12%5 で出ます。12 mod 5 もOK。柔軟な書式をしている。
書き換えるたびにリアルタイムで再計算するので、試行錯誤で最適値を探すことも可能。


関数も使用可能

関数もサポートされています。計算機を横にしたら関数電卓になるし、それに準じるのかな。あるいはOSXのSpotlightと同じか。2の平方根なら「sqrt(2)」。サインなら「sin(0.5)」ですね。これを調べてみると、広範囲にカバーしていたので、表にしてみました。

名称 用例
サイン sin(1)
コサイン cos(1)
タンジェント tan(1)
アークサイン asin(1)
アークコサイン acos(1)
アークタンジェント atan(1)
桁上げ 2e3
べき乗 2^3
べき乗 pow(2,3)
平方根 sqrt(2)
立方根 cbrt(2)
絶対値 fabs(-2)
四捨五入 rint(1.4)
切り上げ ceil(1.4)
切り捨て floor(1.4)
指数関数 exp(10)
常用対数 log(10)
自然対数 ln(10)
パーセント 8%
階乗 5!
円周率 pi
ネイピア数 e


さらに深みへ

さらに integer() や double() もあるんだけど、これは誰得なんだ? 「12c」と打つと摂氏から華氏の温度変換になるし、「$1」だとドル円換算になる。Spotlightの意味が変わっています。たぶん「キーボードで入力するSiri」を目指してるんじゃないか。