iOSキーボードFleksyの使いこなしはHotkeysに鍵がある

Markdown専用に改造。


日本語入力をキュアップ・ラパパ

Fleksyの日本語対応でiPhone/iPadの漢字入力が自然になる
凄いのが来た。アプリ内のMoreからLanguagesを選び、日本語辞書をダウンロードします。9MBほどあります。少しお待ちください。ダウンロード後、QWERTYをタップするとフリック入力に切り替える...

初めは括弧類が打てなくて途方に暮れていたのですが、Hotkeysを使えば状況を乗り越えられると気づきました。わかると簡単。むしろ純正キーボードより使いやすい。必要な記号をどんどん追加できる。とくにMarkdown関連を呼び出せるのはモブログに不可欠です。


Hotkeys

Hotkeys とはキーボード上部に現れる拡張キーのこと。Fleksyアプリ内のExtensionsを開くとあります。上のスロットルにドラッグして登録。タップすると説明画面が出るのでSETUPを選択。すると新しいキーの登録画面になる。ここをカスタマイズします。


20個以上でもOK

7個ずつ8ページある仕様ですが、無料ユーザは3ページ分しかスロットルに登録できません。しかもカーソル機能を使うとスロットルの残りは2つ。すでに入っている絵文字に上書きしても、14個では足りない。そう思ったのですが、間違っていました。
Editすると、他のページの分も1ページに集めることができます。1つのページに20個集め、括弧と矢印、Markdown関連の記号を登録してみました。20個あれば、おおかた賄える。他に必要なのがあれば、もう一つHotkeysを用意すればいい。何とかなる。


完成図

こんな感じ。キーボードの上段に記号が並びます。「#」をタップすると「#### 」と展開される。爆裂設定です。空白があっても登録できるのでMarkdownに最適。半角空白も登録しておけば、Double Spaces for Punctuation をオンにして句読点が打てる。さらに矢印が選びやすいのも存外重宝。純正キーボードだと矢印は並び順が変わるものなあ。
Hotkeysの領域は下スワイプで隠すこともできます。日頃は隠しておいて、後から括弧やMarkdownを装飾する。もちろん、[123]キーの右隣を長押しして純正キーボードを呼び出しても構いません。全角のアルファベットなどは別のキーボードを使えばいいのです。


まとめ

アプリは友だち。使うほどに心が通い始める。というか、「作った人」が見えてくると手立てが思いつくものです。確かにFleksyは英語圏の発想が背景にある。単語ごとに空白が入ることを暗黙の前提としている。ミニマルにすると句読点変換の良さが消えてしまう。
でも名前のとおり、flexibility(柔軟性)がその本領。もともと無い機能はExtensionで補完すればいい。今回はHotkeysで対処しましたが、今後日本語に合わせたExtensionもあり得ますね。記号類の一覧をKDDIがデフォルトで用意してくれるかもしれない。