Markdownの使えるiPhone用アウトライナーが出てました Outlinely
Markdownエディタとしてオススメできます。
Outlinely
iPadで開くと3ペイン方式のアウトライナー。階層の移動は拡張キーを使います。WorkFlowyよりBearとバッティングする感じかな。Markdownで書いていく。それをカテゴリー分けし、ファイル単位で管理します。しかもiCloudで同期するタイプ。
URLスキーム
Outlinely supports x-callback-url protocol. Via URL Scheme, other apps can trigger certain actions, ...
x-callbackが使えるのは良いんですけど、元のアプリに戻そうとすると急に重くなる印象です。単純にTextwellの保管庫にすると良いかな。
Import Textwell ActionOutlinely
使い方
Textwellの一行目をタイトル、二行目以降を本文として書き込みます。でも階層づけの方法がわかりません。プレインテキストで出力するとインデントにタブが入るのですが、タブを付けて転送してもインデントは無視されます。なんか作り方に一貫性がないな。
Mac用の試用版
We think in outlines, that’s the way our brain works. Shape your thoughts in Outlinely and become pr...
5日間のフリートライアルがありますね。有料版はお高い。去年は機能制限の無料版があったようで「Outlinely Express」の名で取り上げているブログがヒットします。探してみると、macworldでフリーソフト扱いになってるみたい。...と思ったら、リンク切れ(涙。
http://www.macworld.co.uk/download/social-networking/outlinely-express-200-3330781/
まとめ
アイデアは良いのですが、ちょっと違う。拡張キーでアウトラインを動かすのは億劫です。手数の割に報われない。爽快感がない。しかもノートの並びがタイトル順か作成日順。「ここにマージ機能が付けばScrivenerに匹敵するのに」と惜しい感じがします。
まだ出たばかりのエディタですから、今後大きく変身する可能性はあります。ただ、この頃の傾向を見ると、アプリを公開してからコンセプトを大きく変えるメーカーはありません。たぶんそれをやると、すでにユーザーとなった人たちから「私が望むものとは違う」とダメ出しされるからでしょう。既存ユーザーが足枷になり、挑戦できない。
内在する方向性としては、ScrivenerやUlyssesと同じ、テクスト・コンポーザー的な広がりのあるアプリだと思います。アウトライナーではない。段落を並べ替え、章立てを作ることで論文や小説の執筆を支援する。それだけの底力がある。けれど、その方向に開発を進めると苦情が出る。それを無視して、既得ユーザーを捨ててでも前に進めるかが、このアプリがどう化けるかの分水嶺になりそうです。