WORK SONG

蘇える勤労感謝。


http://youtube.com/watch?v=9dzkypShUQE
WORK SONG
1960(Oscar Brown Jr. / Nat Adderly) 解説ページ


鎖に繋がれ岩を延々割り続ける
これが「服役中」てやつらしい
鎖に繋がれ岩を延々割り続ける
偉い人に有罪判決されたのでね


ほらいくぜ、しっかり持ってな
何をすべきかくらい分かってる
働いて、働いて、もっと働いて
それを続ければ満足なんだろ?


刑務所暮らしも仕方のないこと
腹減ってたのが「罪」ならばね
店屋を覗いたら親父が倒れてた
貧乏な俺が犯人にされ即解決さ


ほらいくぜ、しっかり持ってな
何をすべきかくらい分かってる
働いて、働いて、もっと働いて
それを続ければ満足なんだろ?


Sin & Soul & Then Some
Sin & Soul & Then SomeOscar Brown Jr

Sbme Special Mkts. 1996-11-05
売り上げランキング : 96684


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
勤労感謝とは神嘗祭のことで、要するに仕事納めのこと。田んぼの収穫も終え、冬に入ればもう働くことがない。次の春を待つ日々が始まる。囲炉裏端に家族が集まり、子供たちに古の物語を伝える季節。そう考えると、年中メリハリ無く働く現代人に「文化」が存在しなくなるのも仕方ないこと。
さて、ナット・アダレイの名曲「ワーク・ソング」。唄うオスカー・ブラウンの作詞は、無実の罪で捕らえられ、強制労働させられる男の物語です。「働いて働いて、でもその労働から釈放されることがないのは、君たちも同じじゃないか?」。そういうアイロニーが込められてる。ああ、やるせない。YouTubeみたいに、ストリートでこの曲をやられたら、家路に帰る足取りも重くなりますよ。
それにしてもこのライブ、質が高い。オーストラリアの路上らしいけど、オルガンやドラムまで持ち込んでる。重装備だ。シャノン・マーシャル・トリオというグループで、MySpaceにも自分たちの演奏をアップしています。プロかな。
http://www.myspace.com/shannonmarshalltrio