WORK SONG

明日は勤労感謝の日ですね。ジャズの労働歌と言えば:


WORK SONG
1960(Oscar Brown Jr. / Nat Adderly) Arlin Harmon


Hold it steady right there while I hit it
Well reckon that ought to get it
Been working and working
But I still got so terribly far to go


鎖につながれ岩を砕き続ける
刑に服してるってことさ
鎖につながれ岩を砕き続ける
だって有罪と言われたからね


いくぜ、しっかり持ってろよ
やるべきことなら分かってる
働いて、働いて、働いて
で、そいつがずっと続くのさ


罪は犯したけど仕方ねえんだ
空腹と貧困だった罪なんてな
店の親父が血を流してて
俺は強盗罪で逮捕ってわけさ


裁判官は「5年」と宣告した
5年間囚人の仲間入りと
裁判官は「労働刑」と言った
老いた父が「神よ」と叫んだ


愛しい家内に会いに行きたい
この鎖を砕いて逃げ出したい
どこか日陰で休みたいぜ
神よ、炎天下じゃあ暑すぎる


異議あり! つまり証人は、被告が店から出てきたのを目撃しただけであって、店内で実際に強盗をした現場を見たのではないのですね。店主が血を流して倒れていた。そのとき通りにいたこの若者が黒人で貧相でお腹を空かせていた。だから彼の犯行に違いない。そう思った。それはあなたの主観ですよね? 裁判長、私は被告の無罪を主張します。
ナット・アダレイがインスト曲として1960年に作曲。お兄ちゃんのキャノンボール・アダレイがマイルス・グループから独立したとき、兄弟で仲良くバンドを組み、この曲でファンキー・ジャズの狼煙を上げた。瞬く間にヒットしたのを、ジャズ・シンガーのオスカー・ブラウン・ジュニアが歌詞を付け、さらに物悲しい「囚人の唄」に仕上げました。


Sin & Soul...And Then Some
Sin & Soul...And Then SomeJr. Oscar Brown

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star画期的であるが故に時代に埋もれた傑作

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黒人の悲しみを綴ったアルバム。オスカー・ブラウン・ジュニアのソウルフルな歌声。


Sings the Standards
Sings the StandardsNina Simone

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ニーナ・シモンが、黒人の公民権運動で歌った曲。「Chain Gang」(囚人たち)というタイトルになっています。


Work Song
Work SongNat Adderley

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starナットの代表作。ワークソングがいい

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ナット・アダレイお兄ちゃん抜きで演奏。もちろん、彼も一流のコルネット奏者です。脇をウェス・モンゴメリーのギターがサポートしています。


East-West
East-WestThe Paul Butterfield Blues Band

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star今聞くと正直イマイチでは?
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白人ブルースハープの第一人者ポール・バターフィールド。1965年大学の友人サム・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップと一緒にボブ・ディランのバックを務め、その翌年のアルバム。のちにデイヴィッド・サンボーンも加わりブルース・ロックの先駆けとなった。


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女性のトロンボーン奏者サラ・モローレイ・チャールズに見出され1995年からツアーに参加。さらにディー・ディー・ブリッジウォータのバンドメンバーでもあり。フランスを中心に活躍中。