Textwellに「キーボードを閉じる」ジェスチャーが仲間入り
発見セリ!
ジェスチャーが命
Textwellが他のエディタと一線を画すのはジェスチャー志向であること。つまり、タッチパネルのiPhoneだからこそ、従来の「キーボード」というデバイスに囚われた操作を忘れてもいい。画面を左右にスライドするとカーソルが動き、二本指で上下させると自由に動き回り、プレスすれば選択モードに変わるのは、身体の快楽を生み出すレベル。
これが欲しかった
iPadには標準でキーボードを閉じるボタンが付いているけれど、iPhoneには無かった。正確に言うと、ランドスケープにすると「閉じるボタン」は出てきます。でも、いちいち本体の向きを変えるのはまどろっこしい。もっと手軽に閉じる方法を提案してほしい。
実は、すでに埋め込まれていたんですね。さすがTextwellです。裏技が追加されている。テキストの先頭までスクロールアップし、さらにそれよりも上を見ようとするとキーボードが閉じます。スクロールアップの限界点が「編集の終了」を意味するジェスチャーになる。
テキストの先頭は、ステータスバーをタップしても飛びます。そこから画面を下に引っ張れば、それに合わせてキーボードが片付けられる感じかな。これってカラダ的に自然。
テキスト・ブラウザ
キーボードを閉じると、アドレスやURLスキームがリンクになります。そしてエッジ・スワイプで履歴(ヒストリー)やブックマーク(スナップ)のリストが現れる。Webブラウザをメタファーにしてますよね。すると、アクションはブックマークレットに当たるかな。
エッジ・スワイプを右にするか左にするかは、設定アプリの「Textwell」のところ、「バーボタンを左右反転」で設定できます。個人的には「反転」しての右エッジが指に合う。
ペン回しのように
iPhoneはやはり、Newtonの末裔なわけです。「キーボード」や「ボタン」はパソコンの呪縛に捕まったメタファーであり、iPhoneが自らをパソコンに似せる義務はない。新しい葡萄酒を新しい革袋に収めるのがデザインというもの。ジェスチャー越しにテキストと戯れてこそTextwellの愉悦。意味もなくキーボードを出したり引っ込めたりして楽しい。追記: 2016/08/06 キーボードを閉じるには条件があるようです。
- トップバーを非表示にしていること
- テキストがスクロールできること