iOS11でGoogle日本語入力が使えるようになりました

新しい時代が始まったかも。


iOS11

まずはiOS11をダウンロード。パッと見、何も変わっていません。動作も軽くなっているし、iPad内の空き容量も倍ほどに増えました。32ビットアプリを切り捨てることで、システム的に最適化されたのでしょう。アップデートして満足。

一番の変更点はDockの新設で、このDockを引き上げることでコントロールセンターに切り替わります。コントロールセンターは設定アプリでカスタマイズでき、「画面収録」という動画キャプチャーが用意されています。これでYouTubeの録画でもするのでしょうか。


Googleキーボード

Gboard 1.11.0
分類: ユーティリティ
価格:無料 (Google, Inc.)

そしてキラーアプリが登場しました。Gboardです。前からあったGoogle純正の検索キーボードですが、今回のアップデートでGoogle日本語キーボード(Mozc)が実装されました。Googleサジェスチョンの機能が組み込まれている。正確に予測変換していきます。

追記: 2017/09/24 iOS9.0以上に対応でした。たまたまiOS11と重なっただけか。


設定のしかた

すぐには使えません。まず日本語辞書のダウンロードです。Gboardアプリの「言語」のところに言語の追加画面があります。日本語をインストール。インストールが完了するとフリックかQWERTYかの指定ができます。着せ替えもできるので黒色にしてみました。

iOSのユーザ辞書を引き継ぐタイプです。Gboardは括弧類の呼び出しが面倒なので、ユーザ辞書に「ー」の読みで登録しておきます。


見た目

少し狭い。変換候補の領域があるのでキーボードが小さくなります。ただ、アップル純正キーボードよりもコンパクトで、Textwellの文字領域が広くなります。トレードオフですね。

漢字変換は流石のレベルで、違和感のある変換は第一候補に来ません。打ち込んでスペースを押し、また打ち込んでスペースを押す。すると文章が作られていきます。問題なし。

Google検索を使ってURLアドレスを取り込める機能は、もしかしたら今後多用する可能性もありそうに思いました。とくにYouTubeリンクの貼り付けが手軽で面白い。

カーソル移動は無いけれど、iPadだと画面を二本指でスワイプするとスライドカーソルになります。それで十分という判断でしょうか。


まとめ

最初、辞書のダウンロードに気づかず、平仮名しか出なくて焦りました。再インストールの際に見つけ、ダウンロードを待てば、あとは普通に日本語キーボードとして使えます。

個人的には句読点変換にしてほしかった。iOS純正もライブ変換じゃないんですよね。Macと合わせてくるのを期待していたのに。まあ、仕方ないです。

物書きは筆記具が命。キーボードは人間とデバイスを取り持つ重要な要です。その選択肢が増えることは素晴らしい。しかも最初のバージョンからすでに合格レベルにあります。