多機能エディタのDraftsがフリー化してDrafts5になりました

文章を書いて、それからアプリに転送する。Textwellと同じ設計思想ですが、ポイントはリストに残しておけるところでしょうか。Textwellが「一枚の紙」だとするとDraftsは「無限ノート」。個人的にはTextwell派だけど、Draftsも嫌いじゃない。


Drafts5

基本無料。Proバージョンありの購読システムです。Proバージョンはアクションの編集がメインなので、アクション作家の人は課金しないといけなくなりますね。プロ版の月額240円、年間契約だと2200円になっています。うーん、頭を抱え込むほど高い。


Markdown対応

Markdownを前面に出してきました。書いているものがそのままプレビュー。このタイプのMarkdownエディタ、増えてきましたね。Bearが分かりやすいけど、Draftsもいい感じです。Markdownがネットのデフォルト・リテラシーになりつつある。


分割執筆

リストにタグを付与できます。そして、左上の漏斗ボタンをタップすると、タグでテクストを絞り込める。複数のタグを組み合わせるのもアリです。リストをどう再利用するか考え、Evernoteをモデルにした感じでしょうか。フォルダ分けは探しづらいものなあ。

リストを選択しOperationsからMergeを選ぶと、そのリストを連結したテキストを作ります。リストを選択した順序がマージの順番になります。リストを再利用したい場合は、リストをドラッグして複製するか、元のリストをArchiveから戻すか。


ウィジェット

通知センターから呼び出す方法が3つあります。でも「Recent」と「Workspaces」はプロ版用ですね。通常のウィジェットは「新規作成/クリップボード追加/音声入力/検索」の4タイプが用意されています。特に音声入力が売りのようだけど便利なのかなあ?


URLスキーム

URLスキームは「drafts5://」。相変わらず、たくさん用意されています。「arrange」というオプションが増えてます。Drafts内で「アレンジ」とは行単位の並べ替え機能のことです。スキームを使うということは、これを他のアプリから呼び出す? 試してみようとしましたがプロ版でした。通常の書き込みスキームは下記の通り。

drafts5://x-callback-url/create?x-success=draftpad:&text=テクスト
  • Drafts4のURLスキーム

  • Drafts5のURLスキーム

  • まとめ

    Drafts. Where Text Starts. | Drafts
    CAPTURE EVERYWHERE: Drafts opens to a new page with the keyboard ready so you can type immediately. ...

    無料のままで多機能。ユーザーが増えそうです。アクションが従来と互換性があるのなら、開発にDrafts4を使う裏技もあるかもしれない。インストール用URLスキームは「drafts5://action?data=スクリプト」。短縮URLを利用して野良アクションが配布できそうです。

  • TextwellでDrafts5のアクションを作る方法 DraftsMaker