TextwellにDropboxのファイルをマージするWorkflowレシピ DropMix

Ulyssesの代替アプリ探しがあちらこちらで始まってますが、どうもTyporaが最有力候補のようですね。でもこれって、MacやWinでは走るけど、iOSにはアプリがない。すると、Dropboxでファイル管理することになります。これをどうTextwellで捌くか。


DropMix

Workflow 1.7.6
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

TextwellのDropboxアクションはTextwellフォルダ限定です。でも心配は要りません。Dropboxを同期先にしている場合、いまやWorkflowを使うのが常勝手段です。こちらが手軽。複雑な処理にも対応できる。配布元も「Apple」に変わり、不具合があっても安心。


上書き保存

Textwell 1.7.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

Textwellに何か書いてあれば、1行目をファイル名にして上書きします。Textwellからは下記アクションを走らせます。保存後、Textwellに戻ってきます。

Import Textwell ActionDropMix


シート結合

Textwellに何も書いてない場合。同じアクションとレシピのままで、Dropboxのファイルピッカーが開きます。マルチモードなので、複数のファイルが選択できます。しかも、選択順が有効なので、タップした順にファイルを結合し、一本のテクストに組み替えます。


同期フォルダの設定

DropboxにApps/DropMix/というフォルダを作り、そこを読み書きするようにしました。これをUlyssesの同期フォルダに書き換えれば、Ulyssesとシンクロできる。あるいはTypora用にDropboxフォルダを作っておれば、Typoraと同期できるわけです。


まとめ

Ulyssesを使っていたわけではないので、もしかしたら分かってないのかもしれない。でも多分、Typoraでは代用できないでしょう。Ulyssesのアドバンテージはシートの結合にある。論文を章ごとに書いていき、最後にマージして一本に仕立て上げる。Markdownで書けることがウリではない。PDFやWordに変換できることもそれほど大事とも思えません。シート結合。そこにUlyssesの真価がある。

それをiOSで「再現」する場合は同期先と結合方法の2つを用意する必要がある。DropboxとWorkflowを使えば、この問題はあっけなく解決します。執筆環境としてTextwellがパワーアップ。シートに区切って文章を書けば、大構想の冒険小説を書くことも可能です。