8月の曲

8月に入りましたね。雲は湧き上がり、緑が濃く美しい(2007年分はこちら)。


SO IN LOVE ソー・イン・ラブ
STAND BY ME スタンド・バイ・ミー
DINDI ジンジ
LILI MARLENE リリー・マルレーン
STAIRWAY TO THE STARS 星へのきざはし
MY SHINING HOUR マイ・シャイニング・アワー
IN THE MOOD イン・ザ・ムード


なんか景気のいい歌は最後の「イン・ザ・ムード」だけ。去年は湿っぽい気分だったのでしょうか。中でも「ソー・イン・ラブ」。昔「日曜洋画劇場」のエンディングに使われていた曲です。淀川長治さんです。なんでこの曲と「夏」とか結びつくのか、つらつら考えてみたんですが、これは「夏休み」だからですねえ。だって、子どものころは早寝が義務だったんですよ。9時には寝てましたから、9時からの「日曜洋画劇場」なんて見れるはずがない。次の日は月曜で、学校に行かなきゃいけない。
そんな、未知のテレビ番組「日曜洋画劇場」を、たっぷり11時まで見ることが出来るのは「夏休み」に限られてました。あ、「冬休み」も見たかなあ。でも「夏休み」のほうが長いもんね。だから遅くまで起きていても許可してもらえた。次の日も「夏休み」だから。それにこの期間、考えてみると、「洋画劇場」はどこも「子ども向け特撮・アニメ劇場」に代わってた気もするし。セクシー&バイオレンスな映画(たとえば『007』とか)は「夏休み」にはやってなかったような。
「ほら、出てきましたよ。怪獣、怪獣さんですね。ゴジラゴジラって言うんです。なんて口してるんでしょう。怖いですねえ。口から放射能を吐くんです。放射能を浴びると、鉄や船やビルがみるみる溶けていくんです。怖いですねえ。日本が生み出した大怪獣、ゴジラ。今日はそれをたっぷり堪能してもらおうと思います。良い子のみなさん、楽しんでくださいね。じゃあ、また後でお会いしましょう」とか、淀川さんが解説してたんだろうなあ。



Songs Without Words
Songs Without WordsFred Hersch

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そういうわけで、聴くとなぜか「大人になった気分」になる「ソー・イン・ラブ」です。弾いているのはフレッド・ハーシュ。ジョー・ヘンダーソンリー・コニッツのサックスを支えていたピアニストで、自分のトリオも持っているのですが、これはソロのアルバム。3枚組になっていて、1枚目は自分で作曲したオリジナルな作品。2枚目はデューク・エリントンの作品、3枚目はコール・ポーターの作品になってます。ジャズ・ピアニストの先人たちへのオマージュ。
 オフィシャル・サイト: http://www.fredhersch.com/


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