THAT OLD FEELING

そろそろ夜が寒くなって、厚手の寝間着を出してみました。


THAT OLD FEELING
1937(Lew Brown / Sammy Fain) Jeff Baker


I saw you last night and got that old feeling
When you came in sight, I got that old feeling


昨日の晩、君を見掛けたとき感じた、あの懐かしい気持ち
僕の視界に入ったときに湧いてきた、あの懐かしい気持ち
君が踊りながら僕のそばをすり抜けるとき、ドキドキして
目と目が合ってしまい、僕の心臓は止まりそうになったよ


また昔みたいな、懐かしい想いが込み上げてくるのを感じ
おや、僕にはまだ恋の残り火が埋もれてるんだ、と思った
「新しい恋をするぞ」と誓ってたんだけど、ダメだろうな
君へのこんな気持ちが心の中に残ってるんだから、あ〜ぁ


なんだ、それだったらやり直したら良いじゃないか。どんな事情か知らないけど、本当は心の底で大切に思ってたってことでしょ? そのことに気づいた。ちゃんと目を見たでしょ? そこに同じ残り火が灯ってたんじゃないかな。だから、懐かしく思えた。相手もきっと今頃、別れたことを後悔してると思うよ。さあ勇気を出して。何度でも仲直りしたら良いじゃない? それが出来るのが恋の力なんだから。
1938年ウォルター・ワンジャー制作のミュージカル映画『1938年のヴォーグ』の挿入歌。ヴァージニア・ヴェリルが歌い、アカデミー賞にノミネートされた。1952年、第二次大戦中、飛行機事故に遭いながらも軍事慰問を続けたジェイン・フローマンの伝記映画『わが心に歌えば』にも使われ、スーザン・ヘイワードが演じヒットした(唄はフローマン自身の吹き替え)。もとはゆったりとしたバラードだが、なぜかアップテンポで演奏されることが多い曲。

やっぱりダメな感じがする、ロッド・ステュアート


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1963年来日公演した折、TBSのスタジオで録画した映像。よくこんな古いのが残ってるなあ。洋楽が何でも「ジャズ」と呼ばれた時代に「これが本物」と知らしめた。日本人にとって「スタンダード」の原点がアニタ・オディ。貫禄があってキレがあってスイングしてる。決してじめじめしない。辛いことでも景気よく歌い飛ばすのがジャズなのよ(曲目はこちら)。


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ジム・ホールと組んでカルテットを作り、人気投票ではいつも最優秀プレイヤーに選ばれたポール・デズモンド。「Take Ten」や「Bossa Antigua」の良作が続く1963年。この「Easy Living」もジム・ホールのギターの絡み方がさりげなく、ふんわりとろけるオムレツのような音楽になってます。流してるときは忘れてしまい、曲が切れて無音になると物寂しいのが、ポール・デズモンドの特徴かな。


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反対に、CDを流してると気に障るのがエロル・ガーナー。それでいて、何度も繰り返し聴いちゃう。代表作「Misty」を収めた1954年アルバム。とにかく野卑で下品で格調高くならないのは、この人の場合「技」だと思う。耳で演奏を覚え、楽譜も読めなかった。だから観客の反応を見ながら、アドリブで音を重ねていくピアノは名人芸。ライブの雰囲気が産み出す「息遣い」を嗅ぎ取り、それを楽器に乗せ表現する人だから、何が飛び出してくるのか、自分でも分からなかったんじゃないかな。


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ジム・ホールと組む前にポール・デズモンドがセッションの相手として選んでいたのがジェリー・マリガン。この頃は二管ホーンの演奏が流行ってたのかな。ヴァーヴのノーマン・グランツ社長の茶目っ気で、サックスを取り替えたマリガンとゲッツ1957年。弘法は筆を選ばずというけど、慣れない楽器で「オールド・フィーリング」もないでしょうに。それでもマリガンはバリサクでメロディを操ってみせた人。テナーになったらますます、高音・低音ばふばふ吹き鳴らしての快進撃です。