2月の曲
節分、節目、今年は南南東(2009年分はこちら)。
JUST THE WAY YOU ARE 素顔のままで
MY FUNNY VALENTINE マイ・ファニー・バレンタイン
LIKE SOMEONE IN LOVE ライク・サムワン・イン・ラヴ
JUST MY IMAGINATION ジャスト・マイ・イマジネーション
YOUR SONG 僕の歌は君の歌
PINK PANTHER ピンク・パンサー
ビリー・ジョエルにエルトン・ジョン。去年のバレンタインはラブソングってことで何でもありになってますね。ポップスのヒットソングは、歌詞だけ読むと何が言いたいのやら分からない。メッセージがあるわけではない。「君の瞳の色が何色か分からなくなった」みたいな頼りないことが並んでいるだけ。それでもミリオンセラーになるから不思議です。いったいどの部分が大衆の心をつかむのだろう?
分かりませんね。たぶん「どの部分」ではなく「歌詞に書かれていない部分」だろうな。「君を前にすると、僕は自分が何を言いたいか分からなくなる」ってほど、告白にふさわしいものはないから。その自信の無さ。そこが魅力として輝いている。おかげで、どんな作詞家もデビュー曲以上のヒットが出て来なくて「一発屋」て呼ばれちゃうんだろうなあ。
Nature: The Essence, Pt. 3 [Import CD from France] | |
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80歳超えてもまだまだ活躍中のアーマッド・ジャマル師。「ライク・サムワン・イン・ラヴ」は1961年『At the Blackhawk』の頃からレパートリーに加え、1997年の『Nature』でも取り上げている。息長く弾き続けている。それでもこれは「頼りなげ」を売りにしてる曲。先の読めない展開を随処に組み込んで、ハラハラさせる。「飽きさせない」を継続するマジック。安心してフラフラできますね。
http://www.ahmadjamal.net/