【Textwell】Cartaで始めるカード式ライティング(2):クリアカード編


減らす操作

【Textwell】Cartaで始めるカード式ライティング:基本編
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テクストをカードの集まりと見なす。それがCartaの思想です。前回はカードを増やす操作の説明でした。今回はカードを減らす操作系について見てみます。


カードを削除する

カードを削除するには、見出しに付いている■をタップしてください。内容はクリップボードに入ります。別のカードにペーストすれば簡単な連結操作になります。

カードを削除すると並び順がリセットされます。これに困る場合は、あらかじめ検索欄の「x」をタップすると良いでしょう。保存ボタンと兼用になっています。


カードをクリアする

メニューから「Notes」を呼び出すとカードをクリアします。Notesにバックアップができるので、カードの内容が消えることはありません。

Cartaがクリアされている場合は、Cartaアクションを起動したときに、Textwell本文を分割対象にします。もしTextwell自体もクリアされているときは、Notes画面に切り替わり、どのノートを分割するかを選択します。


タイトルを変更する

カードの一行目はタイトル扱いで、カードを識別する指標としています。そのため一行目を書き換えると新しいカードとなり、ボードの末尾に追加されます。

カードを移動したくない場合は、タイトルから一行開けて、新しい見出しを書くと良いでしょう。カードが分割されるので、古いほうを消せば名前の変更ができます。


まとめ

カードを減らす操作を考えてみました。思考の整理は捨てる作業です。労力を費やしたものを消してしまう。デジタル界では、消えたものの痕跡は残りません。デスクトップシステムでは「ゴミ箱」という装置を挟むことでその問題に対処しようとします。

Cartaでもワンクッション置ける仕組みにしました。うっかり消しても、しばらく残る。心理的セーフティネットを設けています。