THESE FOOLISH THINGS
風邪引いて寝込んでました。エイプリル・フール。外にも出ず、人にも会わず、騙されることも騙すこともなかった日曜日。
THESE FOOLISH THINGS
1935(Holt Marvell / Jack Strachey & Harry Link) Jeremy Piper
A cigarette that bears a lipstick's traces
An airline ticket to romantic places
And still my heart has wings
These foolish things remind me of you
口紅の付いているタバコの吸い殻
ロマンチックな観光地への航空券
いまでも心臓がドキドキしてくる
馬鹿みたいなことで君を思い出す
隣のアパートから聞こえるピアノ
たどたどしく君に語った僕の気持
遊園地にあるカラフルなブランコ
馬鹿みたいなことで君を思い出す
来た、見た、勝った
君は僕を打ちのめしたけど
それもまた僕の運命なんだと思う
3月の風が吹くと心が躍り出して
電話を掛けたけれど、誰が出る?
まだ想い出の亡霊に捕まっている
馬鹿みたいなことで君を思い出す
「来た、見た、勝った(Veni, vidi, vici)」は古代ローマ将軍シーザーの名台詞。日本橋喜多商店のCMではありません。紀元前47年、シーザーは黒海南岸にあるポントス王国をたった4時間で攻略した。その圧勝ぶりをローマ本国に伝えた手紙がこの三語。「君も僕を一発でKOして、しかもどっかに行っちゃうんだもんなあ」というのがこの歌の主旨。3月に振られて一年経ったけれど、まだ忘れられない。いつまでも拘ってるなんて、僕も馬鹿だなあ。そんな感じ。シナトラだと「クロスビーの唄。そんな馬鹿なことで」と替え歌してみたり。
邦題『思い出のたね』。詩を書いたホルト・マーベルはイギリスの俳優兼作家。1935年のミュージカル『スプレッド・イット・アプロード』のためにこの曲を作った。翌年、彼は大英帝国勲章を受章している。ベニー・グッドマン楽団がヘレン・ウォードの歌で紹介し、アメリカでも大ヒットを飛ばしている。
ロック・スターは歳を取るとジャズ・シンガーに転向するの典型例ロッド・スチュワート。でも渋いです。
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