CHARADE

気がつけば、１月ももう後半。祭りのあとの淋しさよ。

CHARADE
1963(Johnny Mercer / Henry Mancini) Steve Kuhn

When we played our Charade
We were like children posing

二人でシャレードを演じるとき
子どものようにポーズを作る
ゲームに興じ、役になり切って
相手の演じるものが何か考える

なるほど、これで謎は解けた！
幕引きの時間がやがて訪れる
二人は物語の主人公、恋人同士
この仮面舞踏会が終わるまでは

運命が引く操り糸に踊らされて
振り向くとあなたはもういない
暗くなり始めた舞台の袖から
オルゴールの唄が聞こえてくる

聞こえるのは悲しいセレナーデ
きっと作曲したのは私のこころ
それが今も聞こえてくる、私は
いつまでもシャレードの主人公

んーっと、えーっと、んーっと。「メガネ？」。そうそう。それから、えーっと、えーっと、えーっと。「ランドセル？・・・小学生！」。そうそう。んで、んーっと、えーっと。「なにそれ？　メガネ、はさっき言ったし・・・あ、虫メガネ！　探偵！！」。うん。で、んーんーんーんー。「全部まとめる？　と、名探偵コナン！」。
1963年映画『シャレード』の主題歌。「シャレード」は、出題者が声を出さずジェスチャーで「何か」を示し、回答者がそれが何かを当てるゲーム。また「見え透いた嘘」という意味も持つ。映画は、夫が謎の死を遂げた未亡人が次々に殺人事件に巻き込まれるサスペンス。オードリー・ヘップバーンが未亡人を演じ、一連の奇怪な事件の「謎解き」をする。「犯人はこの中にいる！」。

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この人は誰？　コルトレーンとの競演でも知られる有名なジャズ・シンガー。渋さではジョニー・ハートマンを置いて他にない。映画の後すぐに出された1963年のアルバム。ギターにジム・ホールとケニー・バレルが参加し、イリノイ・ジャケーがサックスを吹いています。寒い冬の夜を一人で過ごすときにはこの歌声で温まってください。

Monica Mancini
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この人は誰？　「シャレード」を作曲したヘンリー・マンシーニのお嬢さん。モニカ・マンシーニ。グラミー賞にノミネートされる実力派です。これは1998年に出した、亡き父親へのトリビュート・アルバム。考えてみると「酒とバラの日々」もマーサー＆マンシーニ。モチーフも通じるものがある。

Something's Cookin'/Goodies
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この人は誰？　ボビー・トループやバーニー・ケッセルらと活動を共にし、ギターの教育理論を打ち立て音楽学校MIを作り上げた伝説のギタリスト、ハワード・ロバーツ。チャールズ・カイナードのオルガンが破壊的なまでに響き渡る中、軽快にギターがスイングしています。1964年のアルバム。「トワイライト・ゾーン」のテーマ曲を弾いていたのも実は彼（試聴はこちら）。

Reflections
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この人は誰？　スタン・ゲッツが横になってるところ。1963年で、ゲッツ＝ボサノヴァのイメージでオーケストラのアレンジがされているものの、ゲッツ自身はそれを拒むかのような激しいサックスを吹いています。熱いです。