iPadは電子計算機である neu.Calc(ソルバー機能付き)

使いこなせないけど、底力を感じる。


neu.Calc 1.0 App Store
対象デバイス: all
カテゴリ: 仕事効率化   価格: ¥0
販売業者: neu.Pen LLC
一連のneuシリーズを出しておられる中島聡さん。MicrosoftでWindows1.0の日本語化をされたベテラン・プログラマの方です。neu.Notesやneu.Drawといった名作アプリを出しておられる。そして今度の新作がneu.Calc。電卓アプリではあるけど、その枠に収まらない。
http://satoshi.blogs.com/life/neucalc/



たとえば、次のような計算。「1万円を1ドル77円のとき預けたら、80円に回復したときにいくら儲かりまっか?」。
・10000 と入れ = を押すと、自動的に M1 に 10000 が入る。
・一行目をタップしてから ÷ 77 = 。答 129.78 が M2 になる。
 (つまり、一万円は 129.78 ドルということ)
・二行目をタップしてから × 80 = 。答 10,389.61 円。
・三行目をタップし - 、一行目をタップし = 。
・M3-M1 の結果として 389.61 が表示される。
・つまり、1ドル80円に回復すると、389.61円の儲けになる。


で、ここまでならメモリー電卓なのですが、その後。「儲けが一万円になるようにするには、初めにいくら預ければいいか?」。この計算が出来るのです。
まず五行目に M4-10000= の数式を入れておく。それから一行目の左端「Edit」をタップします。通常これで「その行を修正する」わけですが、他の行の左端に「Solve」と出ますよね。ソルバー・モード。「その行の計算結果を0にする」という技です。五行目の「Solve」をタップすれば、五行目の計算が0になるように一行目の数値を修正します! 逆算してくれるんです。なんて賢いんだ。


リスト演算とか、いろいろ便利そうな関数も揃っています。使い方は、その関数記号の上で長押しするだけ。それぞれヘルプが表示され、演算例も出てきます。なんでも出来そう。組み上げた数式の保存が出来るようになれば、必要に応じ呼び出して、数値を書き換えての転用が出来ますね。
Life is beautiful: iPadアプリ開発日誌:neu.Calcの特徴