雪豹、夢の壁を超える VAIOXでOSX10.6
（前回までのあらすじ）Lionへの引越しも終わり、雪豹が一枚余ったことに話は始まる。実はLionではロゼッタが走らない。そのため、いくつか使えないソフトが出てしまう。これでは仕事に差し支えるため、由紀夫（仮名）は手近なVAIOXに雪豹環境を構築することになった。
□第四話 インストールUSBドライブを作る
| Mac OS X 10.6 Snow Leopard | |
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・インストールDVDを、ディスクユーティリティでUSBドライブに復元。
・Chameleon BootloaderをUSBドライブにインストール。
・boot, DSDT.aml, Extra（以下、bDE）をUSBドライブにコピー。
この構成なら８GBで足りる。これがあれば、あとで本体が動かなくなってもターミナルから復旧可能になります。
□第五話 VAIOXに雪豹をインストールする
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・ディスクユーティリティでVAIOXを消去。
・カスタマイズでオプションを全部有効にしインストール。
・ターミナルを立ち上げ、bDEをVAIOXのトップにコピー。
・再起動。
・USBからのブートをスペースキーで中断し、VAIOXに切り替える。
・Chameleon BootloaderをVAIOXにインストール。
・/System/Library/Extensions/からAppleHDA.kextを捨てる。
・必要なkextをKext Helper b7で組み込む。
（以下に含まれるkextをお借りしました）
vaiop20091014.tar.bz2
AppleSMBIOSEFI_28Air.zip
Atheros_AR9285_fix.zip
これで雪豹が動くようになった。しかしまだ戦いは終わらない。内蔵WiFiが使えるのは、10.6.5にアップデートしてからだ。
□第六話 VAIOXの内蔵WiFiを有効化する
・MacOSX10.6.5統合アップデートを適用する。
http://support.apple.com/kb/DL1324
・再起動前にmach_kernelをATOM用kernelで上書き。
MacOSX10.6.5kernel10.5.0 atom32 64.zip
・必要なkextもKext Helper b7で組み込んでおく。
（あ、SleepEnabler_10.6.5_x32_64.zipも）
・ターミナルから sudo chown root:wheel / を実行。
（起動が３分の１くらいに短縮される）
・再起動すれば、出来上がり。
ネットに繋がるようになるし、iPadより軽いノートで走るOSXは感動する。使い勝手も良く、Win7を入れていた頃に比べ、どの作業も軽快だ。その代わりQE/CIが無効で、動画の再生はカクカクしてしまう。マルチメディアには不向きになっている。「グラフィック・エクステンションさえあれば・・・」。由紀夫（仮名）は、あるとも知れないわずかな希望を頼りに、今日もネットの海に翻弄されるのであった。
（今回使った呪文）
・Chameleonのインストールの仕方
sudo -s
df（rdiskAsBのA,Bを確認）
fdisk -f boot0 -u -y /dev/rdiskA
dd if=boot1h of=/dev/rdiskAsB
cp boot /
もちろん「前回」というのは、以前Kalywayを入れた話。あの頃より、はるかにインストールが簡単になりました。それに、こういう作業をすると、OSに詳しくなりますね。裏にいろんな工夫が組み込まれている。とても面白いです。
とはいえ「偶然動いている」のレベル。再インストールすると、今度は立ち上がらない。何度もやってるとその壁はクリアし、次のハードルがやってくる。動いても動かなくても、なぜかが分からない。安心して使える環境を求めてる方にはオススメできない裏技です。
Kalywayからアップデートで10.5.8
